ひろゆきが「毒親を生み出す原因」だと考える日本社会の問題点

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―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

「親ガチャ」問題と同テーマとして、注目を集めるのが「毒親」の存在。日本屈指のインフルエンサー・ひろゆき氏は著書『僕が親ならこう育てるね』の中でも、毒親が生まれる土壌について書いていた。子どもへの過度な期待、過度な干渉は弊害しか生まない……その理由とは?

◆日本の親は過干渉なのか?

――「毒親」という言葉が日本にも浸透し、社会問題化しています。ひろゆきさんは「毒親」についてはどう捉えていますか?

ひろゆき:以前、日本の親は子どもに過干渉気味で「毒親になる可能性がある」的な記事がネット上で話題になりましたよね。たしかに、日本の親が過干渉というのはあるのかもしれません。

 ほかの国に比べてベビーシッターに対する拒否感も強い気がしますし、親だけでなく家族もベビーシッターではなく、「母親が育てるべき」「ベビーフードは手作り」みたいな強迫観念を日本人は持っている部分があり、その影響で、過干渉に繫がっている気がするのです。

◆いい干渉と悪い干渉の違い

――国に関係なく、ほぼすべての親は子どもがかわいいものなので、過干渉気味になってしまうのも仕方ないことかもしれません。

ひろゆき:ここで注視すべきは、〝間違った干渉がある〟ということ。そして、それをやってしまう親がいるという事実です。個人的には「こうすべき」「これをしちゃダメ」など子どもの行動を決めつけ、自分の経験がすべて正しいと信じて押しつけたり、制限したりするのは悪い干渉ではないかと思います。

 例えば、「学校から帰ったら、先に宿題をすべき」という意見。賛否ありますが、別に子どもが率先してやるなら、朝早く起きて宿題をしたほうが効率のいい場合もあると思うのです。

 ですが、「こうすべき脳」の親はそうした意見を聞き入れず、指摘する人たちを遠ざけてしまいます。そういう悪い干渉などが続くと、最終的に毒親と呼ばれる状態に陥ってしまうような気がするのです。

◆子育てへの参加が乏しい日本の父親

――子どもを思っての行動のはずが、次第に悪い干渉になってしまうのはなぜだと考えますか?

ひろゆき:日本の場合、悪い過干渉が起きてしまう一因に、ほかの国に比べて父親が子育てに参加していない点があると思います。

 その結果、子育てする母親への要求が高くなりすぎるという問題が発生し、余計に過干渉になっていくという状態にあるのではないか、と。これを解消するには父親の育児参加は当然として、母親への要求を減らしてみるべきですよ。

◆子どもへの干渉を適度にしていく

――過度なプレッシャーやストレスこそ毒親を生んでしまう原因ですね。

ひろゆき:例えば、「ベビーフードを手作りにすべき」という風潮があると述べましたが、ここに「手作りよりベビーフードのほうが衛生的である」という観点を持てば、既製品を使っていいんだと、気持ちがラクになりますよね。

「市販のベビーフードを子どもに与えるのは愛情不足」なんてことを言う人もいますが、気にしてはいけません、手作りを食べさせたい人はやればいいだけで、子どもの食事が負担なら積極的に市販品を活用するべきだと思います。

 そうやって子育てをしていく過程で、子どもへの干渉を適度にしていくことは、むしろ子どもに寄り添ういい干渉だと思うのです。

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。『僕が親ならこう育てるね』という初の子育て論本が発売。著者印税は児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられる

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  • 日刊SPA!

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