25年ぶりにスケボーを再開した中年男性の末路。腕を骨折、全治3週間

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 東京五輪に感化されてスポーツを始めた人も多いはず。しかし、中高年が若かりし頃と同じ感覚でいると思わぬ大ケガに繫がることも……。東京五輪から正式種目となったスケボーは、ブームの真っ最中。日本勢の大活躍を目の当たりにして、流行に敏感な若者たちは路上や公園をところ狭しと滑走している。しかもそうしたスケーターの中には、中高年の姿もちらほら見られる。

 お笑い芸人の野村浩二さん(44歳)もその一人だが、開始早々に腕を骨折(ヒビ)してしまったんだとか……。

◆東京五輪ブームに影響されてスケボーを再開したら…

「昔とった杵柄ですね。高校3年の頃、スケボーにどハマりして、友達と毎日『オーリー』の練習に明け暮れる時期があったんですよ。これは板と一緒にジャンプする技で、空き缶を積み重ねて、それを何個分飛び越せるかを競い合ってました。僕の記録は、高校生当時に出した350ml缶を2個半ほど(高さ約30㎝)。だから今年6月から始めたYouTubeチャンネルで、スケボー動画を視聴者の皆さんに披露したいと思っちゃったんですよ」

 メダリストが出たことで社会の認知が進んだスケボーを颯爽と乗りこなす姿を見せれば、世間が自分を見る視線も変わると踏んだ。

「スケボーパークの立地によっては、タトゥーを入れた20代前半くらいの若者たちが上半身裸でにらみを利かせているところも。でも僕がスケボー動画の撮影に行った先は礼儀正しい高校生たちばかり。若者たちと一緒にやってると、スケーターの仲間入りした感覚が芽生え、テンションが上がりました」

 しかし、すぐに違和感が……。

「気持ちは10代の昔に戻っていても、体が追いつかない。板の上でグラついて長く立っていられず、すぐに板から落ちてしまう。しかも、滑りだしたら止まれない。要は初心者と同じですよ」

◆25年ぶりのパークで腕骨折

 自分は経験者だと思い込んでいる44歳の初心者が、無傷で済むはずがない。

「練習を始めて、わずか30分ほどでの事故でした。地面を蹴った後ろ足を板に乗せて、さあ滑りだそうという瞬間にバランスを崩して……。芸人としては“ゴン攻め”どころか見せ場のない地味なコケっぷりなんですが、右肘をコンクリートの地面に強打。人生初の骨折(ヒビ)で、全治3週間です

◆「僕の中でのスケボーブームは終わりました」

 スケボー動画をシリーズ化する予定もあったが、このケガで白紙に。肘が完治した今、スケボーを再開する気はあるのだろうか。

「部屋の隅に置いてあるプロテクターが視界に入るのも嫌なぐらい、僕の中でのスケボーブームは終わりました。今後は見る側としてだけ、関わっていこうと思います」

 動画の再生回数も2000回と散々たる結果に。ブームに乗るも板には乗れない中年は、まずは身体の衰えを認識せねばならない。

【江戸むらさき 野村浩二さん】
ホリプロコム所属のお笑い芸人。福島テレビ『サタふく』で番組MCを務める。YouTubeチャンネル「のむchan(仮)」を配信中

取材・文/松嶋千春(清談社)

―[やってはいけない!]―

【松嶋千春(清談社)】
様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。

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