結婚相手紹介サービスを提供するオーネットは、20~34歳の未婚男女923名を対象に、「オンライン婚活」に関する実態調査を実施しました。

調査結果から、外出自粛が長期化する中、20~34歳の婚活経験者のうち約7割がオンライン婚活を経験していることがわかりました。

経験者に対し、オンライン婚活の満足度を聞いたところ、「よかった」が42.8%で最も多く、「どちらともいえない」と回答した22.9%と合算した65.7%が中立～肯定的な反応を示しています。

■調査結果

調査対象に対して、婚活経験を質問したところ、「現在している」が18.1%、「したことがあるが現在はしていない」が15.8%、「したことがない」が62.8%という結果に。

「現在している」と「したことがあるが、現在はしていない」を合算した割合が33.9%となり、20~30代前半の未婚者の約3人に1人が婚活を経験しているということがわかりました。

また、婚活経験者を対象に「オンライン婚活をしたことはありますか」と質問したところ、「現在している」が37.2%、「したことがあるが、現在はしていない」が32.6%、「したことがない」が29.5%の結果となりました。

「現在している」と「したことがあるが、現在はしていない」を合算した69.8%がオンライン婚活を経験しており、外出自粛が長期化する中、「オンライン婚活」は婚活の常識となりつつあることが伺えます。

男女年代別にみると、男女ともに、年齢が上がるほど、オンライン婚活経験者の割合が低く、若年層ほどオンライン婚活を経験していることがわかりました。

また男女で比較すると、男性の方が女性より20ポイントほど「オンライン婚活経験者」が多いことが判明しました。

オンライン婚活経験者に対して、「経験したオンライン婚活」の内容を聞いたところ、「オンラインの趣味の集まり」が37.8%で最も多く、次いで「結婚相談所のオンラインサービス」が34.3%、「オンラインお見合い」が31.3%と続く結果に。

必ずしも婚活に特化していない「趣味の集まり」が最も多いことから、趣味の集まりを出会いの場としてとらえている人が多いことがわかりました。婚活サービスと比較して、気軽に参加できることが人気の理由のひとつと推測できます。

オンライン婚活経験者に対して、「オンライン婚活を行ってよかったと思うか」質問したところ、「よかった」が42.8%で最も多く、約5人に2人が満足している結果に。

男女年代別にみると、男性は年齢が上がるほどに「オンライン婚活をしてよかった」回答が増加しており、20代後半および30代前半の男性のうち、過半数が「よかった」と回答しています。

また女性は20代前半の過半数が「よかった」と回答している一方、20代後半～30代前半は「よかった」と「よくなかった」が3割前後でほぼ同数に割れる結果となりました。

オンライン婚活をして「よかった」または「よくなかった」と考えた理由を質問したところ、「よかった理由」は「コロナ禍でも出会いを探せる」が最も多いことがわかりました。

「どちらともいえない」理由は、「コミュニケーションが難しい」「対面の方が人柄がわかる」が最も多く、コミュニケーションの難しさには、「話すタイミングが難しい」「相手の感情が読み取りにくい」といった意見がみられました。

「今後1年、婚活するとしたらオンライン中心と対面のどちらを選びたいか」を質問したところ、「対面の婚活」が43.8%で最も多く、次いで「オンライン婚活」が24.9%、「オンラインと対面を取り入れたい」が23.4%の結果となりました。

男女年代別にみると、「オンライン婚活の満足度」に関する設問と同様に、男性は年齢が上がるほど「オンライン婚活許容派」が増えて、「対面婚活派」が減少。

「オンライン婚活がよかった理由」の男性回答の上位は「コロナ禍でも出会いを探せる」「対面より気軽」などがあり、年齢があがるほど、このように考える人が増えていることが推測できます。

コロナの影響もあり、新しい出会いを探すのが難しい中で、しばらくの間はオンライン婚活の需要がさらに高まることが予想されます。まずは、オンラインでの趣味の集まりなどに気軽に参加してみるのも良いかもしれません。

■調査概要

調査名：「オンライン婚活」に関する実態調査

調査地域：全国

調査対象：20歳～34歳の未婚男女

調査方法：インターネットを利⽤したクローズ調査

調査日：2021年9月3日～9月10日

調査主体：株式会社オーネット

サンプル数：923名（男性466名／女性457人）

（マイナビウーマン編集部）