GRANRODEO・KISHOW「演技は“変えられてなんぼ!”」声優論を熱く語る

結成15周年を迎えたロックユニット“GRANRODEO”のボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)がパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて」。10月5日(火)の放送は、アニメ「範馬刃牙」主題歌である新曲「Treasure Pleasure」のテーマにちなんで、リスナーから募集した「あなたが今、戦っていること」についてのお便りを、サビの歌詞にある“戦ってればプレジャーそれがトレジャー”をフィーチャーしてご紹介しました!

(左から)e-ZUKA、KISHOW

<リスナーからのメッセージ>

「私はフリーのイラストレーターをしています。仕事のとき、大体のクライアント様はイラストについて知識のない方が多く、条件が分かりづらかったり、無茶振りも多々あります。私の戦いは、クライアント様の要望を可視化することです。

あるキャラクターデザインの際、『メルヘンな衣装で』という発注がありました。ですが、それだけ指定されてもイメージが湧きにくいので、『イメージはマッドハッターに近い? チェシャ猫に近い?』と聞くと、『マッドハッターに近いです』と答えていただけたことがありました。

このように、たくさん質問をしてクライアント様の要望を引き出しながら、イラスト制作に取り組んでいます。これからも、クライアント様に気に入っていただける作品を作り、喜んでもらいたいです。“喜んでいればプレジャー それがトレジャー!”」

※マッドハッターとチェシャ猫は、「不思議の国のアリス」の登場キャラクター

e-ZUKA:僕も若い頃は、(作曲の)発注でこういう抽象的な注文を受けたこともありますよ。例えば、アニメのオープニング曲で「どんな曲がいいですか?」って聞いたら、「日常からの決意」って言われたことがあります(笑)。どういう曲を作ればいいと思います?

KISHOW:音楽だしね(笑)。言葉の作品じゃないから……。

e-ZUKA:そう。Aメロは、ちょっとメジャーコードを使った平和な感じから、(Bメロからは)ちょっと不穏な感じに行って、最後はちょっと切なさを持った“決意”に向かっていく、みたいな。

KISHOW:やはり、そういうのはあるんだねぇ。

e-ZUKA:(声優の)演技するときって、そういうのはないですか?

KISHOW:あるある。「どっち寄りですかね?」みたいな。

e-ZUKA:ハハハハ(笑)。

KISHOW:でもやっぱり(演技のオーダーは)ありますよね。そのときのディレクターにもよりますけど。

e-ZUKA:あ、ほんと?

KISHOW:今はもうほとんど、指示してくれるディレクターが少なくなりましたけどね。

e-ZUKA:それは、偉そうにしているから(笑)?

KISHOW:それはないと思うんだけど(笑)。でも先日、すごく熱い現場がありましたね。指示を受けて芝居を変えて演じたりしたんですけど、自分のなかでは“変えられてなんぼ!”っていうのが、声優としての矜持みたいなところだと思っているので、“もっと言ってくれ!”って思って演じていました。それも面白い戦いだなって。まさに“変えられればプレジャー それがトレジャー”っていうのは、声優としてありますね。

e-ZUKA:なるほど! 俺なんかもう(作った曲が)“採用されればプレジャー 印税が入ればトレジャー!”

2人:ハハハハ(笑)。

KISHOW:まぁ、それは一緒だな(笑)。

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聴取期限 2021年10月13日(水)AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて

パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)

放送日時:火曜21:00~21:30

番組Webサイト:http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top

2021/10/12 19:00

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