「辛ラーメン」で作るカルボナーラが美味しい! 麺のもちもち感がUP

 真っ赤なパッケージに“辛”の文字。韓国のインスタントラーメンと言ったら、真っ先に「辛ラーメン」を思い浮かべる方は多いのでは? 

「辛ラーメン」といったら、日本でもおなじみ。そして、みなさんご存じのとおり、なかなかの辛さが特徴ですよね! 食べると全身から汗がブワッと噴き出し、口の中は灼熱。軽く悶絶するのだけれど、どういうわけかたまーに無性に恋しくなるから不思議。

 しかも、ここ最近ではSNSを中心に、“辛ラーメンアレンジレシピ”が話題になっているというから余計に気になるではありませんか。そこで今回は、数あるアレンジレシピの中でもこれは!と思ったカルボナーラ作りに挑戦。あのビリビリッとした目の覚めるような刺激的な辛さは、マイルド&クリーミーになるのでしょうか。

◆「辛ラーメン」のアレンジレシピが人気らしい

 オリジナルスパイスと、素材の旨味成分が溶け込んだスープが本場韓国の辛さ。

「辛ラーメン」は、煮込んで、ズルズルッとふつうに食べてこそなのだろうけれど、辛さに強くない筆者は、粉末スープの量を減らしたり、卵を入れたり。少しでもマイルドな味わいにしようと工夫をするのですが、これくらいではあの辛さはちっとも揺るぎません。

 好きだけれど、辛くて悶絶してしまう。でも食べたい……、この繰り返し。

 そこでたどり着いたのが、「辛ラーメン」のアレンジレシピ。ケチャップやウインナーを使ってナポリタンにしたり、餃子・餅をトッピングしてボリュームたっぷりにしたり、みなさんいろいろなアレンジを楽しんでいるようす。どれも、“辛”美味しそう。

 だけど筆者は、辛ラーメン×カルボナーラの「辛ボナーラ」一択! だって、乳製品を加えればまろやかになって、辛さが和らぐでしょう?

◆牛乳と粉チーズでどう変わる? 「辛ボナーラ」づくりに挑戦

 ここからは、ネットでよく作られているレシピを参考に、「辛ラーメン」をカルボナーラにアレンジしていきたいと思います。

【材料(1人分)】

・辛ラーメン・・・1袋

・牛乳・・・200ml (記事の後半でおすすめの分量を紹介!)

・粉チーズ・・・少々

・ベーコン・・・30g

・卵黄・・・1個

◆「辛ボナーラ」の作り方。麺を牛乳で茹でる

 まずは、鍋に牛乳を注ぎ沸騰させます。

 そこに、粉末スープを入れてよく混ぜたら麺を投入。

 いつものいかにも辛そうな褐色のスープが、牛乳の力で優しげに見えますね。

 あとは、麺が柔らかくほぐれるまで煮込んで。

 汁気が少なくなってきたら粉チーズを絡ませます。

 そして、炒めたベーコンを加えます。

 仕上げに、卵黄を中央に乗せたら完成! お好みで、黒こしょうを振ってもいいですよね。

◆んー、失敗したかも…

 さて……。どうでしょう。実はこれ、結構麺が硬い感じです。というのも、火が強すぎたのかもしれません。麺をほぐしきる前に汁気がなくなって、カルボナーラ特有のクリーミーさを出すことができませんでした。味も激辛! 乳製品に包まれた感、ほぼなし。

 ちなみに、「辛ラーメン」のパッケージに記載された調理法によると、1袋につき水は550ml使います。煮込む時間も4分30秒とやや長め。なので、牛乳の量がもっと多くてもいいのかと。

◆牛乳を400mlにしてつくったら大成功

 そんなわけで、思い切って牛乳を400mlに。粉チーズもたっぷりと増量。すると! おお、これです。見るからにクリーミー。

 香りはカルボナーラそのものの濃厚なチーズ感、「辛ラーメン」はどこかに封印されたかのように影を潜めています。

 気になる味はというと……。ひと口めは、めちゃくちゃカルボナーラです。牛乳と粉チーズが大活躍。正直、ここまで「辛ラーメン」の辛さを抑え込むことができるとは思いませんでした。

◆やっぱりちょっと辛い!

 ……が、ふた口め以降。あれ? か、辛っ!

 でも、激辛ではありませんよ。“旨辛”というのでしょうか。パンチの効いたピリ辛カルボナーラという感じ。

 食べ進めていくうちに、「辛ラーメン」の辛味がジワジワと主張してきます。これには、乳製品の力をもってしてもここまでかと。いや、これは、乳製品のとろりとしたクリーミーさが辛さを包んで逃がさないのでは?

◆牛乳を吸った麺がもちもちで美味しい

 なんてことを考えましたが、もちろん「辛ラーメン」そのものほど激辛ではなく、辛さに弱い筆者でもペロリと完食。美味しくいただきました。

 もともと太めの麺は、たっぷりの牛乳を吸ってよりもっちりボリューム増し増し。食べ応えも十分です。

「辛ラーメン」好きの方も、「辛ラーメン」は好きだけれどもう少し辛さ控えめがいいという方も、一度作ってみてはいかがでしょうか。

「辛ラーメン」の新たな魅力を発見できるかも?

<文/高木沙織>

【高木沙織】

美容ライター/ヨガインストラクター/ビューティーフードアドバイザー/スーパーフードマイスター。多角的に美容・健康をサポートする活動を行っている。過去には『AneCan』『Oggi』の読者モデル、ファッションモデル、ナレーター等も経験。Instagram:@saori_takagi

2021/10/13 15:46

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