英ノーサンプトンシャー州ケタリングに住むエマ・ムーニーさん（Emma Mooney、35）は今年1月、長男チャーリー・フォスター君（Charlie Foster）を出産した。生まれたばかりのチャーリー君の頭はフサフサの黒髪で覆われており、看護師や助産師はその髪の量にひどく驚いたという。

エマさんは「誰もがチャーリーの髪に注目してね。まるで絹を頭に乗せたようで、触ってみるととても柔らかかったの」と当時を振り返り、このように語った。

「チャーリーを妊娠中は胸やけで悩まされて、夜中にパートナーのコリン（Colin）に薬を買いに行ってもらったほどよ。妊娠中に胸やけが酷いと赤ちゃんの髪の量が多いという言い伝え通りだったの！　ただ私もコリンも髪がとても太いから、チャーリーの髪は私たち2人に似たのでしょうね。」

「誕生してからのチャーリーの髪はどんどん伸びて、今ではまるでサロンに行ってブローしてもらったかのようにボリュームがあるの。外出すると必ず誰かに声をかけられて、『かつらをかぶっているの？』とか『それは等身大のお人形？』と質問されるわ。自分の子供にかつらをつける人なんていないだろうし、ベビーカーに大きな人形を入れてショッピングをする人も珍しいと思うけど、不思議よね。それに男の子用の洋服を着せているのに、『女の子なの？』とも言われるのよ。」

エマさんによると、一日で11人に呼び止められたこともあるそうで、「数日前、パンとミルクが必要でスーパーに行った時には出てくるまでに1時間半もかかったわ。髪の毛について質問されて『触ってもいいかしら？』と聞いてくる人もいるし、通り過ぎながら『まあ、なんて素敵な髪なの！』と言われることもあるの。ただ褒められるとやはり嬉しいわね」と続けた。

実はチャーリー君、生後4か月の時にすでにサロンデビューをしており、エマさんはこんな笑い話を披露した。

「伸びた髪の毛が目に入るようになったチャーリーを見かねて、予約をとって髪を切りに行ったの。美容師は私を見て『どういたしますか？』と聞いてきたけど、『髪を切るのは息子よ』と伝えると衝撃を受けていたわ。息子を一目見ると仰天していたの。それでもチャーリーの前髪とサイドの髪はどんどん伸びて、生後6か月の時にもう一度髪を切らなければならなかったわ。」

そんなボリュームたっぷりの髪を持つチャーリー君を会社のプロモーションで使いたいという声もあるそうで、エマさんは「チャーリーはまるで小さなセレブのようなの。いつもチャーリーを見ているからでしょうね。髪の毛がない赤ちゃんを見ると不思議な気持ちになるのよ。友達の赤ちゃんの中でも一番髪の毛の量が多いから、他の子を見ると『あなたの髪の毛はどこ？』って思ってしまうの」と語った。

なおこれだけ髪が長くなるとお手入れも大変そうだが、エマさんは普段、チャーリー君の髪が絡まらないようにまめにブラッシングし、シャンプーとタオルドライをするだけで特別なケアはしていないという。エマさんが最も楽しみにしているのは今月末のハロウィンで「チャーリーにはかぼちゃの衣装を用意したけど、髪の毛にジェルをつけ、オールバックにしてドラキュラにするのもありかもしれないわね」と笑った。

ちなみにこのニュースには「まだ生後9か月なのに私よりも髪の毛がある。なんてこと！」「キュート！」「こんなに髪の毛があるなんてラッキーね」「まるでモップのようだ」「キャベツ人形みたい」「とても似合っているわ」「羨ましい」といった声があがっている。

ボリュームがある髪と言えば、今年2月にはライオンのたてがみのような髪を持つ「櫛でとかせない頭髪症候群」の5歳女児を紹介した。女児の髪はゴワゴワの逆毛で常に寝ぐせがついているようだが、伸びるのは遅く髪を切ったのは3回だけだという。

画像は『The Mirror　2021年10月12日付「Mum stopped in street as people think baby son wears wig thanks to wild mop of hair」（Image: Kennedy News and Media）』『The Sun　2021年10月12日付「‘LITTLE CELEBRITY’ Nine-month-old boy has mop of hair so thick his mum gets stopped 11 times a day by strangers」（Credit: Kennedy News）』のスクリーンショット

（TechinsightJapan編集部　A.C.）