ウィリアム王子、叔父アンドルー王子は「恩知らず」「王族にとって脅威になる」

アンドルー王子は、未成年少女の人身取引の疑いで逮捕され勾留中の2019年8月に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告と親交があったことが明るみに出て、被害者の1人で当時17歳だったバージニア・ロバーツ・ジュフリーさんは「3度にわたり王子から性交を強要された」と主張していた。王子は「まったく記憶にない」と完全否定するも、同年11月には当面の間は公務から退くことを発表した。

今年1月にはアンドルー王子の兄チャールズ皇太子(72)と姉アン王女(71)、弟エドワード王子(57)が会議を開き、アンドルー王子を公務に復帰させるべきではないとの決断を下したことを『The Sun』の情報筋が明かしていた。

そして8月にはバージニアさんがアンドルー王子からの過去の性的虐待に対し、民事訴訟を起こしたばかりだった。こういったことに直面しながらもアンドルー王子は将来的に公務へ復帰したいと考えており、エリザベス女王からは個人的な支援を受けていると報じられていたが、王位を継承するチャールズ皇太子とウィリアム王子はそのことを望んでいないという。

英紙『The Sunday Times』は現地時間10日、王室情報筋が「アンドルー王子が公務に戻ることはあり得ません。家族がそれを許さないでしょう」と明かしたことを伝えている。

また別の人物によると、ウィリアム王子は叔父について「恩知らずで感謝の気持ちがない」と考えており、「家族への脅威」と見なしているそうでこのように述べた。

「ウィリアム王子は、王室への感謝の気持ちがないと指摘されたり、王室のシニアメンバーが自分の立場に感謝していないと世間に思わせることは本当に危険だと考えているのです。」

『The Times』では今年8月、「チャールズ皇太子は弟を愛しているが、アンドルー王子が表舞台に出ることで王室の健全性に影響が出ることを懸念しています」と王室関係者の証言を掲載し、その理由について以下のように話したことを報じていた。

「チャールズ皇太子はずいぶん前、このスキャンダルは解決できない問題だろうという結論を出しました。この判断により、アンドルー王子の復帰不可能が強まることになる。なぜならこの影の告発は、恐ろしいほど定期的に姿を現してくるからです。」

このほどバージニアさんが起こした民事訴訟に対し、アンドルー王子の米国弁護団は現地時間9月21日にようやく書類を受理しており、11月にはニューヨークで予備審問が行われる予定だ。

アンドルー王子は現地時間10月29日までに文書に回答しなくてはならないが、弁護団は「原告が以前の訴訟で締結した、公爵らをあらゆる潜在的な責任から解放する和解契約という方法があります」と両者が和解する可能性を探っている旨を伝えた。

画像2枚目は『Duke and Duchess of Cambridge 2021年6月21日付Instagram「Thank you for all the birthday wishes and kind messages」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

2021/10/12 10:20

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