バナナをほおばるチンパンジーの赤ちゃん 次の瞬間? 「涙が出た」

西アフリカのリベリアに、親を亡くしたチンパンジーの赤ちゃんを保護する施設があります。

アフリカでは野生動物の肉を求める密猟者によって命を奪われたり、違法なペット取引で売買されたりするチンパンジーが後を絶たないといいます。

『リベリア・チンパンジー・レスキュー・アンド・プロテクション(以下、LCRP)』で暮らしているチンパンジーは、そのような悲劇的なケースで母親を失った子供たちなのです。

おいしいバナナをもらったチンパンジーが?

2021年9月、『LCRP』のInstagramに投稿された動画が話題になりました。

映っているのはドロシー、トゥーラ、ジジという3匹のチンパンジーたち。

おいしいバナナをもらった3匹は、早速嬉しそうに食べ始めます。

すると、トゥーラが何かに気付いたように立ち上がってどこかへ向かいます。

その理由は…こちらをご覧ください。

トゥーラが駆け寄ったのは、トゥーラの世話係であるスタッフのエスターさん。

まるで「おいしいバナナをありがとう」と伝えるように、エスターさんに抱きついたのです。

このほほ笑ましい動画にはたくさんのコメントが寄せられています。

・ハートがとろけた。なんて美しい瞬間なのかしら。

・この子は「ありがとう」っていっているね。

・感動して涙が出た。

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まるで、母親に甘えるようにエスターさんを見つめるトゥーラ。

その姿から、エスターさんがトゥーラの母親代わりとなり、たっぷりと愛情を注いでいるのが分かります。

血のつながりも、種の違いも超えた『母親と娘』の絆は、多くの人の心を温かくしてくれました。

[文・構成/grape編集部]

出典 liberiachimprescueprotection

2021/10/11 12:52

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