一番美味しい肉まんはどれ!? コンビニ4社のこだわり「肉まん」を食べ比べてみた

 突然ですが、筆者は「肉まん」に目がありません。美味しい肉まんがあると聞けば、どんなに面倒な場所でも電車を乗り継いで買いに行き、どうしても訪問が叶わない場合は躊躇なく取り寄せたりもします。

 ふっくらモチモチの皮に包まれた肉餡が詰まった専門店の肉まんは当然美味しく、ボリュームもあるので一個でお腹一杯になるのも嬉しいところ。そして筆者は、同じくらいコンビニの肉まんもよく食べます。とくに冬の夕方、コンビニに立ち寄ると、ふらふらとレジ横ケースに吸い寄せられます。そうです、ホカホカの肉まんを買わずにはいられないのです。

 買ったらすぐにコンビニの前でアツアツを頬張ります。どんなに寒風が吹きすさんでいたとて、心も体も一瞬でポカポカに。専門店のものに比べてボリュームも軽いので、その後の夕飯にも響かない。つまり、コンビニ肉まんは“軽食”として超優秀なのです。

 …と思っていたのですが、最近コンビニで見かける肉まんは、専門店レベルの見た目をしていて、けっこう大きいサイズのものも増え、かなり本格的なグルメ系が登場しているようです。そこで気になるのは、一体どれが一番美味しいの? ということ。

 というわけで、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで10月頭に売っていたコンビニの肉まんの食べ比べを実行しました。

いざハイレベルな肉まんたちを食べ比べ!

 前述の通り、今回はセブン、ローソン、ファミマ、ミニストップで販売中の肉まんを6個購入してきました。寒くなればもっと種類が出てくると思いますが、今回はこの6種類で食べ比べをします。価格やカロリーを図にしてみましたのでご覧ください。

 まず、200円超えする高価な“グルメ肉まん”が、セブンイレブンとファミリーマートに各1種類ずつあります。そのほかはすべて140円と横並び。ちなみに重さを見てもグルメタイプの2つはずっしり重いことがわかります。そこで、まずはこの突出して高価な豚まん2つから食べてみたいと思います。

重量級のグルメ肉まんはセブンとファミマの一騎打ち!

 まずは重さの比較です。セブン「大入り豚まん」(213円)は164gで、ファミマ「極旨黒豚まん」(213円)は140g。どう見てもセブンのほうが大きくてどっしり。

 セブン「大入り豚まん」は、肉まん専門店のような皮をギュッと絞るような包み方をしていてムッチリ感があります。皮を食べてみると、「おお!」と驚くほどもっちり&ほんのりした甘みで、生地の旨みも凝縮されているのがわかります。そして予想通り、1個でかなり満腹感があります。

 一方のファミマの「極旨黒豚まん」はセブンよりは小ぶりに見えますが、こちらも持ってみるとなかなかの重さがあります。皮のテクスチャーも違っていて、セブンのよりも皮の表面がツルッとしていてみずみずしい感じ。

 では、肉餡の特徴と、皮と一緒に味わったときの感想をまとめてご紹介したいと思います。

■セブンイレブン「大入り豚まん」
皮がふんわりしていてやや甘め。この皮が、豚肉&玉ねぎの旨みを活かす優しい“うす醤油風味”でまとめられた肉餡によく合います。餡自体もたっぷり詰まっていますが、空気感が感じられるほどよいこね具合。肉のゴロゴロ感も相まって、控えめに言って超美味。

■ファミリーマートの「極旨黒豚まん」
皮はセブンよりもつるんとしていて、甘みはほぼなし。肉餡もセブンに比べてさらに密度が高く、よりギュッと詰まった感じ。シュウマイの肉餡のような印象です。ひと口噛むと、なめらかな皮を前歯が突破した後、黒豚の上質な旨みと甘みがふわっと広がります。うーん、これまた旨し。

 正直言って甲乙つけがたいくらい優秀な豚まんで、200円超えも納得。「コンビニ肉まんって、こんなに美味しかったっけ?」と改めて感激。あえて好みを言うなら、皮はセブン、肉餡はファミマに軍配。ただし、どちらを買っても満足度は高いと思います。

140円の“庶民派肉まん”対決!

 さて、残っているのは4つの肉まん。どれも140円です。これら、いわば“庶民派肉まん”の特徴は、(1)おやつ感覚で食べられる小ぶりなサイズ感、(2)そして肉餡の味が濃い――ということです。逆に言えば、最初にご紹介した200円代のグルメ肉まんたちは、食材そのものの味わいを活かすギリギリの味付けにしていることが浮き彫りに。

 さて、この庶民派肉まんの食べ比べですが、結果から言うと、筆者が食べ進むなかで「抜きん出て美味しいな」と思ったのがセブンの「肉まん」でした。

■セブンイレブン「肉まん」
見た目からして本格的。実際、食べてみるとフカフカで柔らかく、生地の旨みも申し分なし。さらに中の肉餡も秀逸で、肉と玉ねぎ、タケノコといった具材の食感がゴロゴロ&ホロホロ。ジューシー感もありつつ、塩味も濃いめではありつつ適度で◎。

 そしてなにより、先の重量級とは違って食後感が軽いのがイイんです。筆者がコンビニの肉まんに期待しているのは、まさにこんな軽くて気軽に小腹を満たせる肉まんということもあり、140円肉まんは、ダントツでセブンイレブン「肉まん」の勝利です。

 2位はファミマの「本格肉まん」。皮は軽めですが、具材のたけのこのゴロゴロ感が際立っており、ぎゅぎゅっと詰まった肉餡も食べごたえアリ。3位はローソン「ジューシー肉まん」。こちらも同様に皮は軽め。肉がジューシーで同様にたけのこのコリコリ感も楽しめます。そして4位はミニストップの「ジューシー肉まん」。これは肉餡が甘辛醤油味でとろとろ。けっこう個性的な肉まんでした。

 実は、比較せずに1個だけ食べたらどれも満足のいく美味しさだとは思いますが、食べ比べると、個性のほどがかなりよくわかります。200円を超えると専門店並みのグルメ肉まんが堪能でき、一方の140円の肉まんは、おやつ感覚で軽いにもかかわらず、本格的&個性的な味を楽しめます。

 というわけで、コンビニ肉まんは、令和に入ってかなりハイレベルな進化を遂げていることがわかりました。この秋冬、ぜひいろんな肉まんを食べ比べてお気に入りを見つけてみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

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  • 10/10 10:49
  • 食楽web

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