山下美月が濱田岳を翻弄!「好きな人を見つめる目を意識」不倫+コメディ『じゃない方の彼女』

10月11日から放送がスタートするドラマプレミア23『じゃない方の彼女』(テレビ東京系、毎週月曜23:06~)のオンライン記者会見が7日に開催され、主演を務める濱田岳と乃木坂46の山下美月が出席。不倫+コメディという一見相反するようなテーマに立ち向かう意気込みを語った。

本作は、秋元康が企画・原作を手掛けた完全オリジナルストーリー。クラスの主役じゃない方、モテない方など“じゃない方”の立場として人生を過ごしてきた男性が、妻“じゃない方の彼女”と、道ならぬ恋の沼へと沈んでいく姿を描く。濱田が演じるのは、今まで人生のスポットライトを浴びたことがなかった地味で真面目な大学の准教授・小谷雅也。そんな彼が、偶然出会ってしまった天真爛漫な教え子の大学生に翻弄されていく……。

「不倫というネガティブなイメージが強すぎて」と苦笑いを浮かべた濱田は「そんな言葉の持つ強さにプラスして、僕はコメディというジャンルの作品はすごくハードルが高いと思っているんです。それが合わさった作風というのは、とにかく高い壁ですね」と企画の話を受けたときの印象を述べる。

雅也を翻弄する女子大生・玲子を演じる山下は「雅也さんを沼に引きずり落としていくことによって話が進んでいく作品なので、どうやったら20歳以上年の離れた先生に魅力的に見てもらえるか、考えながら演じています」と語ると「あざとくなってしまうとダメなので、どうやってナチュラルに魅力を出せるか日々考えています。自分のなかで大切にしているのが好きな人への視線。好きな人を見つめる目は、何とも思っていない人を見るときとは違うと思うので、意識しています」と役作りのポイントを明かしていた。

「じゃない方」というのが本作の大きなテーマ。濱田は「常に“じゃない方”として生きてきたので、こうして台本の最初に名前がある役をいただけました」と自虐的に感謝すると、「でもモテて好意を持たれるような役は、僕のキャリアのなかでもなかったこと。高嶺の花を狙ってふられる方が性にあっていますね」と笑う。

山下は「普段大人数のグループで活動しているので、歌番組などで自分の方にカメラが向いていたので、決め顔をしていたら、後ろの人を撮っていたり、これまで応援してくれていた方が、ほかの女の子のファンになってしまったり……ということに気づくと“じゃない方”だったんだ……という思いになります」と“じゃない方”エピソードを披露していた。

今回山下が演じる玲子は“天然の魔性女子”。濱田は「もし友達が玲子ちゃんみたいな女の子に狙われていたら『あそこはやめた方がいい』ってアドバイスしますね。自分でも『甘い言葉の裏には何かる』と考えちゃうので」と緊張してうまく付き合えないというと、山下も「自分で玲子ちゃんを演じているので、彼女の良さも分かるのですが、もし自分の恋人が狙われたら、私は身を引いてしまうかもしれません」と語っていた。

最後に山下は「不倫を扱ったドラマですが、笑えて面白い作品になっています。そんななか、人が人を思う愛の強さも感じられると思います」と見どころを語ると、濱田も「不倫コメディという答えのない戦いにみんなで挑んでいます。結果的にご覧になった皆さんが笑顔になったなら、戦いに勝ったのかなと思いながら、日々撮影しています」と作品に込めた思いを述べていた。

<第1話あらすじ>

特別目立つことはないが、平凡なりに幸せな日々を送っていた大学の准教授・小谷雅也(濱田)。美人な妻・麗(小西真奈美)と一人娘との暮らしは幸せそのものだと思ってたのに……。ある日、スーパーに買い物に出かけた雅也は野々山怜子(山下)と偶然に出会う。これを境にある【運命】によって、小悪魔的な魅力を持つ怜子と急接近してしまうが……。

2021/10/10 9:00

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