小室哲哉の引退撤回の筆跡を分析。渡部建と同じ“独りよがり”な傾向も…

 今月、「TM NETWORK」を再始動することが発表され、メンバーであり音楽プロデューサーの小室哲哉さんが完全復帰を自身のInstagramで宣言しました。

 3年前に引退を表明したものの、昨年から乃木坂46の楽曲を制作するなど、細々と制作活動はしていた小室さん。今回の発表は表舞台への完全復活ということのよう。さすが、「TM NETWORK」は伝説の音楽ユニット。ネットでは活動再開に驚きと歓喜の声があがりました。

 とはいえ、歌手のKEIKOさんとの離婚など、私生活では少々「奔放」な印象のある小室さん。完全復帰を宣言したときの直筆を見たときも、ちょっぴり気になる点が……。そこで、筆跡心理学を用いて分析してみました。

◆アーティストらしい自由な字

 字をパッと見た感じ、かなりクセが強い印象。「音」の下の「日」の部分が日の丸弁当のように丸と点だけで書かれていたり、「待っていてくれる」の「れ」が不思議なつなげ字になっていたりと、とても個性的な字です。

 このように学校で習ったような字ではなく、自分が書きやすいように崩した字を書く人は、アーティストなど芸術家に多く見られます。また、物事を自分の都合のいいように解釈しがちな傾向も。最近では、名古屋の河村たかし市長にも見られた筆跡です。

「改」や「何」など角が丸いところから見ても、クリエイティブな発想豊かな性格が見てとれます。あれだけヒットする音楽をゼロから紡ぎだすには、やはり自由な発想力が不可欠なはず。字から何事もルールに縛られない、フリーダムな性格がにじみ出ています。

◆信念が強すぎる「異常接筆」も……

 小室さんの筆跡でかなり気になるのが、「異常接筆」。へんとつくりが重なる、また周囲の字に線が当たってしまうような筆跡を指します。

「後退しました」の「しました」の部分や、「確」、「活動」を見ると、重なったり線が当たったりしているのがわかります。

「異常接筆」がある人は、大勢の前に出て話したり体を張るスポーツなどをしたりする人にも出やすいのですが、人並外れた度胸を持っている傾向があります。いい方向に出ればいいのですが、悪い方向に出ると、自分の強い信念に従って倫理に反する行動をとる、喧嘩っ早くなりトラブルを起こすなど、少々周囲から扱いづらいと思われてしまうときがあります。

 私が過去に見た字でこの筆跡があったのは、水泳選手の瀬戸大也さんや、現在謹慎中のアンジャッシュ渡部建さんなど。だいたいどんな傾向があるか、イメージはつくかと思われます。

 小室さんの場合は一部なのでそんなに顕著(けんちょ)でもないですが、少々ひとりよがりな性格があるのかもしれません。「異常接筆」はちょっぴり心配な筆跡特徴の一つ。もう少し字間を開けて心の余裕を作り、他人の声が聞こえる状態にするとトラブルも減りやすくなります。

◆フットワーク軽めで気分屋? 心に忠実なタイプ

 全体的に小室さんの字は統一感がなく、まるで字があちこちにふわふわ動き回っているような筆跡。この印象は線の並びの間隔が均等でないからです。「音楽」や「創」など線がまっすぐでなく、角度もバラバラ。なんとなくガチャガチャしています。

 このように、線の間隔が均等でない字を書く人は、感情で物事を判断する気分屋の傾向があります。芸術家らしいといえば良い言い方ですが、機嫌の良し悪しによって意向が変わることもあり、周囲は振り回されてしまうことがあるかもしれません。

 ただ、「楽」や「体」など右払いが短めな傾向があるので、熱い性格ということでもなさそう。どの字を見てもハネがほぼないので、どちらかというと何事もフットワーク軽めでライトに行動するように見受けられます。

 やってみたいと思ったらとりあえずやってみる、という感じで、心に忠実なタイプなのかもしれません。

◆奔放だけれど日本を代表する名プロデューサー

 思っていた以上に芸術家的な、自由な印象の字だった小室さん。かなり個性が強く、私生活を表すような奔放な面が出ていますが、音楽の実力ではやはり日本を代表する名プロデューサーに間違いありません。

 アラフォーの筆者も、90年代に小室ミュージックに陶酔(とうすい)した一人。完全復活するからには最高の音楽を創ってほしいもの。令和時代でも「TM NETWORK」の素晴らしい楽曲を期待しています!

<文/関由佳>

【関由佳】

筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。Twitter/ブログ

2021/10/10 8:47

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