大谷翔平のためにメジャーが「ルール変更」…「ルールを変えてまで、世界中にPRしようとした影響力はさすが」今シーズンを振り返る

モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。10月8日(金)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「大谷翔平選手が今シーズンに残した成績」。メジャーリーグ取材の第一人者、スポーツジャーナリスト、MLBアナリストなどとして活躍する古内義明さんに話を伺いました。

(左から)吉田明世、ユージ

大谷翔平選手が所属するアメリカ・メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスは、日本時間の10月4日(月)におこなわれたシアトル・マリナーズ戦をもって、今シーズンの戦いを終えました。大谷選手はメジャー4年目で、投打の二刀流で大活躍。打者としては打率2割5分7厘、46本塁打、100打点、26盗塁をマーク。投手としては23試合9勝2敗、防御率3.18、156奪3振の成績を残しました。

◆メジャーで大活躍した大谷選手の今シーズン

ユージ:凄すぎてどこから褒めていいか分からないのですが、今シーズンの大谷選手の活躍はメジャーリーグ全体に衝撃を与えました。メジャーリーグを長年取材している古内さんから見て、どんな1年でしたか?

古内:2つあります。まず1つ目。うれしかったのは、メジャーリーグのレジェンド、ベーブ・ルースと大谷くんが比べられて、ニューヨークタイムズやワシントンポストなどの影響力のあるメディアがこぞって大谷を取り上げたことです。

2つ目は、オールスターゲームで、彼を“リアル二刀流”で、先発とバッターで同時出場させるためにMLB機構がルールを変えたことです。ルールを変えてまで彼をピックアップして、世界中にメジャーリーグをPRしようとしたので、さすが大谷くんは影響力があったなと感じましたね。

吉田:そして、あともう少し……というところで達成できなかった記録もありました。それが来シーズンへの大きな期待にもつながってきますが、まずは投手としての大谷選手。今シーズンは9勝を挙げました。勝利を2桁台に増やすためには、どうしたら良いでしょうか?

古内:今年、二刀流で初めてフルシーズンプレーしました。(エンゼルスのジョー・)マドン監督は、基本的に来シーズンも、今シーズンと同じ起用方法を取ると名言しています。大谷くんは、今シーズンは23試合に登板して130イニングまで投げたんですよね。来季はトレーニングをしっかりして200イニングを投げて、僕としてはピッチャーとして最高の賞「サイ・ヤング賞」を獲得してほしいです。ベーブ・ルースが記録した(メジャー唯一の)「2桁勝利&2桁本塁打」の達成は、来年以降、時間の問題だと思っています。

ユージ:2桁勝利は、登板する機会が増えれば可能性が近づきますし、バッターとしては、2桁でいいのであれば、今年みたいに40本以上打たなくてもベーブ・ルースの偉業に近づくことはできるわけですよね。ただやはり今回は「ホームラン王」まであと少しでした。来年、再び狙うとするなら、どんなことがポイントになってきますか?

古内:大谷くんの後の打席に入る、(エンゼルスのチームメイトで)スーパースターのマイク・トラウトという選手がいます。今シーズンはケガで長期離脱をしていたので、彼が帰ってくれば、大谷くんの敬遠や四球が減るので、さらに追い風になると思います。

ただ、対戦相手も大谷対策をしてきますので、内角攻めが増えます。そうなるとデッドボールが増える可能性があるので、大谷くんがどのような対策をするかも注目ですね。

◆“二刀流”を進化させるために…来季の秘策は?

吉田:来シーズン、二刀流での実力をさらに進化させるために、なにか秘策はありそうでしょうか?

古内:マドン監督は「交流戦では外野手でもっと起用したい」と名言しています。これでバッターボックスに立つ機会が増えます。先発マウンドの後に外野の守備に就かせる機会も増えるでしょう。もっと言うと、試合状況によっては外野でスタートして、シーズン終盤の大事なゲームは勝ちゲームのリリーフのマウンドに上がるのでは? という“ウルトラC”も予想されます。

吉田:そして、気になるのが来シーズンに向けての今後の動きです。レギュラーシーズン終盤には、大谷選手のチーム残留についてのコメントで「ファンの人も好きだし、球団自体の雰囲気も好きだが、それ以上に勝ちたいという気持ちが強い」と発言して話題となりました。何か動きはありそうでしょうか?

古内:大谷くんは、既に来シーズンまでの2年契約をエンゼルスと結んでいるので、来年はエンゼルスでプレーすることが確定しています。ただ、メジャー6年目の2023年のオフはFA(フリーエージェント)になりますので、僕としては2023年に、エンゼルスが大型契約を彼に請求するチャンスがあると見ています。そこに注目してほしいですね。

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番組名:ONE MORNING

放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00

パーソナリティ:ユージ、吉田明世

番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/

2021/10/10 6:00

この記事のみんなのコメント

1
  • ソフィア

    10/10 16:32

    バッターならもっと活躍したのに、とか騒ぐだけのバカが反省もしないでどっちも凄いと誉めるとか有り得んわな。自分から逃げてるとしか

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