7匹のリスが尻尾で結合 複雑に絡まったリスたちを警察が救出(米)

拡大画像を見る

米ミシガン州ジェネシー郡グランド・ブラン・タウンシップ警察は今月1日、通報を受けて出動した予想外の出来事をFacebookで報告した。

投稿には「7匹のリスの尻尾が絡まっているという通報が入りました」と書かれており、現場に向かってみるとラッセル・ストリート2100ブロック付近の木の根元に問題のリスたちがいた。

同警察はこのリスたちは同じ巣で育ち、巣にいる間に互いの尻尾の毛が絡まってしまったのではないかと推測している。

住宅に現れた野生動物に対応する会社「Skedaddle Humane Wildlife Control」によると、リスの尻尾の毛が絡まってしまうのはよくあることだという。生まれてから長時間を巣の中で過ごす子リスたちは、巣の材料となる細い枝や樹液などが尻尾の毛に付いて互いの尻尾が絡まってしまうことがあるそうだ。

時間が経つにつれてその絡まりは複雑化し、固まるとリスたちだけではどうしようも無くなってしまう。酷い場合には血流が滞ったことで、尻尾を切断せざるを得ないケースもある。固まってしまった尻尾を元通りにするのは専門家にとっても難しいことで、誰も解決できない難題を意味する言葉、“ゴルディアスの結び目(Gordian Knot)”と呼ばれているという。

尻尾が絡まったまま巣立ちを迎えてしまうと、リスは移動に大きな制限を抱えて生活していくことになる。複数個体で繋がっているので外敵に見つかりやすくなったり、エサを探すための行動範囲も狭くなってしまう。

米メディア『MLive.com』によると1989年以降、アメリカ国内で同様のケースが少なくとも17件報告されているという。尻尾が結合した状態の5匹の子リスが動物病院に運ばれたケースでは、鎮静剤を投与してリスの動きを止めて解く作業に取りかかったそうだ。

今回は7匹もくっついてしまっており、驚いて動き回るリスたちを救助するのは大変だったはずだ。そこでリスたちの救助作戦の詳細について同警察に話を聞いたところ、実際に救助にあたったスコット・シード巡査部長(Scott Theede)から「15分で救助を終えることができましたよ」との答えが返ってきた。

―どのようにして救助を行ったのですか?
スコットさん:鎮静剤は使わず、リスたちをプラスチックの容器に入れて尻尾の絡まりを解き始めました。協力してくれた男性市民が尻尾に絡んだ雑草や糸、髪の毛などを取り除き、その間私は溶接用の手袋をしてリスたちをなだめていました。一度リスに噛まれてしまいましたが、手袋のおかげでケガはありませんでした。

―作業をしている間ずっと、近くの木の上から母リスが心配そうに鳴き声をあげながら見守っていましたね。分離できた後、リスたちは元気に野生にかえることができたのでしょうか?
スコットさん:1匹ずつリスを分離させると、走って木の上に登っていきましたよ。

無事に尻尾の絡まりから解放されたリスたちは、長時間絡まっていた影響で体調が心配されたが、元気に動き回ることができた様子。尻尾の毛は救助作業の間に一部抜け落ちてしまいみすぼらしい姿になってしまったが、時間が経てば元通りになるという。

コメント欄には「こんなことって起きるんだね」「可哀そうなリスたちだ」と驚きや悲惨な状況を悲しむ声とともに、「以前この子たちを見かけて心配していたの。助けてくれてありがとう!」「動物たちにも進んで手を差し伸べる警察官たちは素晴らしいよ」と同警察に称賛の声が寄せられた。

画像は『Grand Blanc Township Police Department 2021年10月2日付Facebook「SQUIRREL!!! Takes on a whole new meaning for officers.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

関連リンク

  • 10/9 16:42
  • Techinsight japan

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます