コロナ禍で変わる「婚活パーティ」。ヘルシーなイベントに意外な人気の理由

◆感染対策はバッチリ!コロナ禍の「婚活パーティ」

 対面式の婚活イベントの多くがオンライン化に踏み切るなかで、緊急事態宣言中でも“10回少々”の婚活パーティを開催したのは都内中心の「Mariru Party」だ。その理由は“男女の強い要望”があったという。

「ウチはアットホームな雰囲気もあり、継続的に参加していただける男女が多いんです。コロナにより人間との関わりが減った寂しさもあったのか、『パーティやらないの?』なんて問い合わせも多くて……。もちろん、クラスターを避けるために通常の定員から4割減らし、マスク着用や除菌など対策を徹底して開催しました」

◆ヘルシーなイベントに意外な人気

 コロナ前の人気イベントだった「クルーズ船パーティ」「せんべろ飲み歩き」は中止に。その代わり、ヘルシーなイベントに意外な人気が集まっているという。

「今、熱いのが『ボードゲーム合コン』や『人狼合コン』です。初心者でも楽しめて、さらに交流が多いゲームを選ぶことで男女が自然に盛り上がってくれます。お酒の力を借りなくても95%以上が2次会に繋がり、後日にオンライン人狼をしたという報告も受けました」

◆コロナ以前と変わらず人気のある趣味コン

 一方で、コロナ以前と変わらず人気のある趣味コンもある。それは登山やウォーキングだ。

「パーティで利用できる施設が閉まっているなかで、山はいつでも開いていて、そもそも屋外なので換気はバッチリ。もともと山好きな人が参加するイベントだったこともあり、コロナと関係なく参加者も大勢いる人気イベントです」

 樹林の中や標高の高さで清涼感を味わえることもあり、夏は出会いのハイシーズンになり予約が殺到しているそうだ。

「ウチの参加者は人見知りで奥手な人が多いんです。最初は緊張でガチガチだった方が笑顔で帰っていく姿を見るとヤッタ!!って思いますね。お客様たちの喜びのためにやっています」

 3密を回避しつつも、しっかり親密になれる。これが現代の新しい婚活パーティの形か。

●「Mariru Party」

1都3県中心に趣味コンを開催。参加者の年代は20代半ば30代。ハシゴ酒、水族館、アニメ&ゲーム好きなどテーマは多岐にわたる。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[[出会い]の最前線]―

2021/10/9 15:52

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