ニューカッスルのレジェンド、シアラー氏が前オーナーを痛烈批判

 ニューカッスルの買収を受けて、クラブOBのアラン・シアラー氏がコメントした。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 ニューカッスルは7日、サウジアラビアの政府系ファンド『パブリック・インヴェストメント・ファンド(PIF)』の主導で、PCPキャピタルパートナーズとRBスポーツアンドメディアからなるグループがクラブの買収をしたことを発表。14年間にわたるマイク・アシュリー政権が幕を閉じた。

 降格を経験するなど憂き目にあっていたニューカッスルファンは多額の投資が見込まれる新オーナー就任を歓迎した。

 セント・ジェームズ・パーク(ニューカッスルのホーム)での10年間で206ゴールを記録したレジェンドのシアラー氏も買収劇に接してコメント。「我々は14年間、ただ時が刻むのを待ち生き延びるしかできなかった。本当の野心も持たず、欧州カップ戦もなかった。この街、このクラブ、そしてファンにはもっと良いものを得るのに値するはずだ」とこれまでを振り返り、「ファンは忠を尽くし、自分たちのクラブを愛し、人生をニューカッスル・ユナイテッドにささげている。土曜日にニューカッスルが勝つかどうかで、すべてが決まるんだ。彼らは一週間懸命に働いて、クラブにお金を使う。だから今日、街が幸せであふれかえるのもわかるし、私もまったく同じ気持ちだ。14年間も待ち続けたんだから今日は彼らにとっても特別な日になるね」と喜んだ。

 続けて「ニューカッスルのファンは、この14年間、ないがしろにされてきた。彼らのお金は投資に使われなかったし、話し合いもなかった。これほどまでに情熱的なサポートを受けているクラブなのに、このようなレベルの話し合いもないのは最低だ。今、私たちには投資してくれるオーナーがいて、ファンにとってもそれが重要だ」とファンの気持ちを代弁した

 さらに、「忍耐が必要だが、それは全然良い。数年後にリーグ優勝やチャンピオズリーグ(CL)で優勝したいなんて期待はしていない。ただ少しずつ前に進めればいいんだ。忠実で情熱的なサポーターがいるのに瀬戸際に立たされていた。私たちは幸運にも一時期多くのことを成し遂げ、幸せで盛り上がる場所となったけど、この14年間は一切なかったんだ」と語った。

2021/10/8 22:11

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