凡才でも輝ける。『左ききのエレン』を読むと仕事がうまくいくワケ

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こんばんは! 漫画・アニメ大好きライターの藤堂真衣です。

今回も、私が読んできた漫画の中からテーマに合わせたおすすめの作品を紹介させていただきます。

第2回のテーマは「仕事を頑張りたい時に読みたい漫画」

仕事がなんだかうまくいかない。けど、頑張りたい……。

モチベーションを上げて取り組んでいきたい!

そんな時に、あなたの背中を押してくれる漫画をご紹介します。

■広告業界を舞台とした群像劇『左ききのエレン』

(c)かっぴー・nifuni/集英社

『左ききのエレン』は、広告会社に勤める朝倉光一を中心にストーリーが展開されます。彼は、“凡才”であるがゆえに「何者かになりたい」ともがき、苦しむ若手デザイナー。

そして、タイトルにもある「エレン」とは、もう一人の主人公で光一の高校の同級生でもある山岸エレン。光一とは正反対で天才的な絵の才能を持ちながらも、周囲の“呪い”ともとれるプレッシャーから絵を描くことを拒絶しています。

そんな“凡才”と“天才”の二人が、それぞれの悩みを抱えながらも、日々奮闘し、成長していく姿が描かれるお仕事漫画です。

■自分と重なるキャラクターが絶対に見つかる!

仕事で思うような結果が出ない。周囲からの評価が上がらない……。

「仕事がつらい」と感じる時期や出口の見えない日々を過ごす中で、身近に感じられる存在がいたらと思うことはないでしょうか?

『左ききのエレン』の舞台は、広告業界やアートの世界。とにかく関わる人が多い仕事なので登場するキャラクターも多く、またそのキャラクターたちがさまざまなバックグラウンドを持って登場するので、自分自身に近い境遇や考え方のキャラクターが必ず一人は見つけられます。

例えば、光一の後輩の「みっちゃん」こと三橋由利奈は、会社のエース・神谷雄介が率いる「神谷チーム」に光一とともに所属するコピーライター。彼女は仕事にソツがなく効率もいい。でも、光一と違ってここぞという時の爆発力や無鉄砲さがないことを上司に見抜かれています。

また、営業職の流川俊はもともとクリエイティブ志望だったものの、営業に配属。過去に受賞した案件を「広告の成功は営業であるお前の手柄ではない」と言われたことで、クリエイティブ職への嫉妬と憎悪を募らせています。

このように、誰もが何かしらの悩みを抱え自分ととても近い場所で一緒に踏ん張っているように感じられる。さらにそのキャラクターの行動を見て「自分もこう考えてみようかな?」「自分も頑張れるかも!」と背中を押してもらうことができるので、お仕事に行き詰まっている人にぜひ一度は読んでもらいたい作品です。

■社会人の心に刺さり過ぎるセリフたち

そして、『左ききのエレン』といえば、働く人の心に刺さり過ぎるセリフたちにも注目です。

中でも印象的なのは、第9話の「がんばったで賞なんて無いんだから」というセリフ。

営業の流川と衝突して悩む光一と、光一の同期で流川の部下でもある優子との会話の中で、優子は流川の過去を光一に語り、「希望通りの配属となった光一には流川の苦悩は分からない」と言います。

その言葉に対して光一は、「楽しいけど、どんな仕事も楽しいだけじゃない」と反論し、続けてこう言うのです。

「作ったもの以外見せちゃダメなんだ。“がんばったで賞”なんて無いんだから。それだけで評価してもらわないとダメなんだ」と。

仕事とは“成果で判断されるものだ”と言い切っているのです。

このセリフ、頑張っているのに評価されない方、そんな状況にフラストレーションを抱えている方にはグサリと刺さる一言ですよね。

しかも、そんな言葉を言い放つ光一もまたフラストレーションを抱えている一人。この世界では誰一人として“ラクな仕事”をしている人なんていないのかもしれないと思わされます。

まるで自分に言われているみたい――。登場人物たちが日々感じていることや口に出している言葉は、同じく仕事に向き合う私たちの心に痛いくらいまっすぐ響いてきます。

■“天才になれなかった”全ての社会人へ

エレンや一部のキャラクターのように、圧倒的な才能に恵まれた“天才”も数多く登場するものの、ほとんどのキャラクターは、光一を含め全員が“凡才”。自分が天才ではなかったことに絶望しながらも、自分の役割をまっとうしています。

そんな彼ら彼女らの姿に、今少し落ち込んでいる自分を重ねたり、同じようにもがいたりしてみてください。

すると、この作品はあなたが頑張るための起爆剤となってくれるはずです。

それでは、よい週末を!

(藤堂真衣)

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  • 10/8 19:00
  • マイナビウーマン

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