富士通ゼネラル、寒冷地向けに暖房力強化したエアコン「ゴク暖 ノクリア」ZNシリーズ発売

 富士通ゼネラルは11月6日に、「ノクリア」史上最強の暖房能力を実現した、暖房強化(寒冷地向け)エアコン「ゴク暖 ノクリア ZN」シリーズ6モデルを発売する。価格はいずれもオープン。

 「ZN」シリーズは、大容量コンプレッサーの搭載や熱交換器の最適化に加えて、コンプレッサーの制御技術に高出力と低出力運転を併せ持つ「ハイブリッドインターリーブ方式」を採用することによって、外気温2度での暖房能力9.4kWを実現した。室内をすばやく暖められるため、期間消費電力量は1081kWhとなり、省エネ性も兼ね備える。

 「あったかアップ」機能と「ハイパワー運転」を使用すれば、外気温がマイナス15度でも、足元温度を最高約40度で強力に暖める。また、外気温と室外機熱交換器の温度を約1秒に1回間隔で確認することによって、最適な除霜タイミングの判断を可能にし、除霜時間を従来機種と比較して33%短縮した。室温の低下に備えて、あらかじめ温度を上げておく「ホットキープ除霜」機能を併用すれば、霜取り運転時の室温の低下を抑えられる。

 さらに、「ノクリア・クリーンシステム」の機能を拡充し、冷房・除湿運転中に発生する水分を利用して「ハイドロフィリック熱交換器」で汚れを浮かせて洗い流し、さらに熱交換器内に残った水分を55度以上に加熱することで、カビ菌や細菌を除去する。電気集じん方式の空気清浄機能で室内の空気を清潔に保つ「プラズマ空気清浄」機能を搭載するとともに、室内機のフィルターには特殊なコーティングによってフィルター上に付着したウイルスや細菌を抑制し、カビの繁殖も防ぐ「ウイルカット・フィルター」を採用した。

 ほかにも、「冷やす」と「暖める」を同時に行うことで、室温を保ちながら除湿する「再熱除湿」機能や、冷房運転中に設定温度に到達する前に「冷房」から「再熱除湿」制御に自動で切り替えることで、さらさらで心地よい空間を実現する「さらさら冷房」機能を搭載している。

 富士通ゼネラルはパワフルな暖房と設置しやすいサイズの「DN」シリーズ5モデルもあわせて発売する。価格はいずれもオープン。

 「DN」シリーズは、コンパクトな室内機ながら、気流を最大10m先まで運ぶ「ロング気流」や、床面の左右170°まで気流を広げる「ワイド気流」によって、室内中に暖気をゆきわたらせ、快適な空間を実現する。また、「熱交換器加熱除菌」「プラズマ空清」「ウイルカット・フィルター」を新たに搭載している。

2021/10/8 11:30

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