焼肉のハラミ発祥の店『松屋』(新大阪)で1ポンドのハラミの山を食べてきた

「焼肉で一番好きな部位は?」と質問すると、「ハラミ!」と答える人は多いと思います。そんなハラミ好きの人に教えたいのが、新大阪駅の中にある『大阪焼肉 松屋』。こちらはなんと、ハラミ発祥のお店。しかもお腹一杯ハラミが食べられるので、ハラミ好きな人が一度は訪れるべきお店となっています。

 今でこそ、焼肉のハラミといえば牛の横隔膜だということは一般的に知られていますが、横隔膜をハラミと名付けて提供し始めたのが、こちらの店なのです。ちなみに、同名の牛めし屋とは別店舗です。

 大阪府内にも支店がありますが、こちらの新大阪店は手軽かつボリューミーに食べられるのでイチオシ! 看板には『大阪焼肉 松屋』とありますが、テーブルには焼き網がなく、カウンター主体のファストフードのようなスタイルになっています。

 メニューをめくると、ありました。「元祖ハラミ焼」。その中でも一際、存在感を放っているメニューが「大阪てんこ盛り」です。鉄板に山盛りに乗ったハラミの量は、なんと1ポンド(453g)。これはお腹いっぱいハラミを堪能できそうな予感!

 大阪てんこ盛りについてお店の人に聞いてみると、「単品でも提供していますが、ランチタイムには定食メニューがあり、サラダとご飯、おみそ汁が付いて同じ値段。断然お得ですよ」とのこと。「焼き肉には白がないと始まらない!」ということもあって、大阪てんこ盛り定食を注文しました。

直径20cmの鉄鍋に入った熱々のハラミがてんこ盛り!

 注文して数分。ジュウジュウと旨さ確実のBGMとともに運ばれてきたのがこちら。想像していたより、遥かに器が大きい。一人前用のステーキの鉄板を想像していたら、小さめの鉄鍋くらいの大きさで、測ってみると直径20cm以上ありました。そこにハラミがギュウギュウに積み重なって焼かれています。

 さっきまで無機質だったテーブルの上は、一気にしずる感マックス! スマホと比較してみると、ボリューム感がわかってもらえると思います。これが今から胃の中に入るかと思うと、体重アップが確実ではありますが……美味しそうなハラミを前にしたら食べずにはいられない!

 ということで、熱々のうちにいただきましょう。タレにつけて、まずは一枚。お肉は存在感のある大振りカットながら、とても柔らかい。ハラミが持つ独特の牛肉の旨みが口の中いっぱいに広がり、多幸感に包まれます。

 やっぱり一緒に食べたいのが白いお米。特製の付けダレは甘口で、ご飯との相性抜群! 定食にしておいて大正解でした。鉄板から無造作にハラミを掴んでタレに付け、ご飯に乗っけて食べる。しばし一心不乱に食べまくってしまいました。

 圧巻のボリュームのハラミ軍団は、ご飯をおかわりしても肉がまだ残っているという贅沢さ。お肉を食べ進んでいくと、ハラミの下には玉ねぎが敷かれていました。ハラミの旨みを吸い込んだ玉ねぎ、美味しくないわけがありませんよね。

 ご飯の上に玉ねぎ、ハラミを乗せて、ミニ焼肉丼風にして口の中にかき込みます。これはより一層、旨い! ハラミは柔らかくはありますがガッシリとした肉質で、食べるだけで心身共にマッチョになっていく気がします。ちなみに、今回食べた「大阪てんこ盛り」以外にも、お肉の量をかなり細かく調整できるので、健啖家から小食の人にもオススメですよ。

『松屋』は新幹線の改札からすぐの場所にあるので、出張帰りなどにサッと食べるのにもピッタリ。ぜひ味わってみてください。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP DATA

焼肉の松屋 新大阪店

住:大阪府大阪市淀川区西中島5-16-1 JR東海新大阪駅 2F アルデ新大阪

TEL:06-6889-1129

営:平日10:00~22:00(21:30L.O.)

土日祝:10:00~22:00(21:30 L.O.)

休:無休

https://www.matsuya-gr.com/index.php

●著者プロフィール

けいたろう

旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。

2021/10/8 10:50

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