サウジに痛恨黒星…森保監督が自責を口に「ミスを含めてすべての責任がある」

 FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選第3節が7日に行われ、サウジアラビア代表とアウェイで対戦した日本代表は0-1で敗れ、3試合を終えて1勝2敗となった。

 記者会見に出席した森保一監督は、失点シーンについて問われると「試合全体を見ると、ミスはもちろんありましたが、プレッシャーがかかった場面でもGKからつないで相手プレッシャーをかいくぐり、相手ゴールに迫るところはプレッシャー下においても選手はよくチャレンジしてくれ、トライしてくれた」と振り返った。

 さらに、失点に繋がるミスの出たベテランの柴崎岳、原口元気について質問が及ぶと、「ピッチ上でプレーを見ていた限り、互いの意思疎通が合わず下げてしまい、パスがズレたことで相手につかれてしまった」とコメント。特に先発した柴崎に関しては、「ハードワークしてくれて、攻守をつなぐところ、攻守に広範囲に貢献してくれたという部分、ミスだけを責められるものではないと思いますし、非常によくやってくれたと思っています」と話し、「ピッチに立たせたのは監督の私なので、そのミスを含めてすべての責任がある」と口にした。

 また、3試合を終えて1勝2敗と結果の伴わないチームについて「ベースの部分の方向性は間違っていない」、「描いている目標に向かうサッカーについては間違っていないと思っています」と語った森保監督は、「今日の試合、これまでの戦いを振り返り、より強固なベースを作るように、我々にとって結果につながるようなことは考えていきたいと思います」と今後を展望している。

 試合後の選手の様子について問われると、森保監督は「非常に悔しがっている様子は見受けられました」と語り、次戦のオーストラリア戦に向け、「我々にとって厳しい結果になったが、我々がW杯出場を掴み取ることをあきらめなければ、みんなは力を持っている。あきらめず努力を続ければ残り7戦終えた後、10戦終えた後は掴み取っているんだという強い気持ちで前進していこう」と選手たちに伝えたと話した。

2021/10/8 8:18

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