『水曜日のダウンタウン』映画を超える大感動傑作!「おぼん・こぼんFINAL」“説を覆す”「視聴率爆上げ」の裏にビートたけしの名曲『浅草キッド』

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 ベテラン漫才コンビ、おぼん・こぼんの仲直り企画の最終回となる『おぼん・こぼん THE FINAL』が、10月6日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で放送された。

 同番組では、2019年3月放送回で検証された『芸人解散ドッキリ、師匠クラスの方が切ない説』でおぼん・こぼんの深刻な不仲が露呈して以降、2019年7月放送回では『おぼん・こぼんでも催眠術さえあれば仲直りできる説』と題して、催眠術を使っての関係修復といったコンビの仲直りに取り組んできた。

「コロナの影響で、おぼん・こぼんがらみの企画はしばらくストップしていたのですが、今年9月29日放送回で再始動。『おぼん・こぼんヒストリー』と題したコンビの歩みを記録したVTRをおぼん・こぼんに視聴させるなどしたほか、こぼん(72)の娘・いづみさんが延期されていた結婚式を敢行。不仲になる前は家族ぐるみで付き合いがあり、“もうひとりの父親”と慕うおぼん(72)に式への参加を頼んだところで、放送が終わっていました」(テレビ誌ライター)

 こうして迎えたのが、10月6日の『おぼん・こぼん THE FINAL』。放送では、運命の日であるこぼんの娘・いづみさんの結婚式に、番組のカメラとスタッフが潜入した。

「来るか来ないか、まずハラハラがありましたが、おぼんはしっかり結婚式に登場。しかし、その後、とんでもない大波乱がありまして……。花嫁のいづみさんが、式の最後に2人に仲直りを求めたところ、おぼん・こぼんは一触触発の状態になり、結局、おぼんが式場から出て行ってしまったんです」(前同)

■中々距離が縮まらなかった2人の結末に「感動映画を1本観終わった気分」

 ついに解散かと思われたが、企画の仕切り役であるナイツや、おぼん・こぼんのマネジャーの必死の説得もあり、おぼんは式場へと戻っていった。

「式に戻ったおぼんは、こぼんに歩み寄る態度を見せたのですが、今度はこぼんが猛反発。2度目の解散危機が訪れます。いよいよダメかと思われたのですが、おぼんとこぼんをそれぞれナイツとスタッフやマネジャーが必死に説得。

 結婚式の撤収作業が行なわれている現場におぼんが戻り、“俺も入れ替えるから、お前も入れ替えや”“もういっぺんやり直そう”と提案して、やっと仲直りが達成されました。

 後日、2人の本拠である浅草東洋館にナイツはじめ後輩芸人や家族を招いて、久々に2人揃った衣装で息のあった漫才を行なうという、これ以上ない大団円で番組は幕を閉じました」(前出のテレビ誌ライター)

 壮絶な紆余曲折を経て、企画開始から2年越しに達成されたおぼん・こぼんの仲直りには、「ストーリーや展開も予想外でホントに感動映画を1本観終わった気分」「今回ほんと泣いてもうた…昔のおぼんこぼんの漫才とかよく見てたから余計に」「最初から最後まで泣いてた」など、ネットにも反響が殺到し、大きな話題となった。

「まずフィクションでは絶対に描けないであろう、人間臭さが溢れていました。70歳を過ぎた2人が本気でブチギレてやりあうシーンなんて、普通、テレビカメラの前では絶対にありえないですからね。まさに伝説の回となったのではないでしょうか。

 ただ、『水曜日のダウンタウン』には、なぜか話題性の高いときほど視聴率があまり良くない、というジンクスがあったんです。番組名物で何かする度にネットで話題になる安田大サーカスのクロちゃん(44)企画や、9月29日に放送されて大反響だったおぼん・こぼん企画の再始動回も、良くなかったんですよね」(お笑いプロ関係者)

■「伝説回、視聴率全く取れない説」を覆した!

 おぼん・こぼん再始動企画が放送された9月29日の『水曜日のダウンタウン』の視聴率は、世帯5.6%。その前週の同月22日には世帯6.5%を記録していたため、確かに数字を落としている。

「こうした前例を考えると、今回の『おぼん・こぼん THE FINAL』は、あまり視聴率では期待できないのでは、との見方もありました。“内容はめちゃくちゃ面白いけど、おぼん・こぼんのことをよく知らない”という声をよく聞きましたからね。おぼん・こぼんさんは2人とも70歳を超えていて、テレビに出ていたのは何十年も前のこと。いつも『水曜日のダウンタウン』を見ている世代が、彼らを知らないのも無理はないですよね。

 しかし、蓋を開けてみると、10月6日放送回の世帯視聴率は世帯7.7%。横並びで強敵『2021 FNS歌謡祭 秋』(フジテレビ系)が世帯10.2%を記録する中、9月29日の数字と比較して2.1%も増えて、ジンクスが払拭できたと言えるほどアップしました」(前出のお笑いプロ関係者)

 数字上昇の裏には、視聴率が低かった9月29日放送回の影響がありそうだ。

「9月29日の放送回では、今まであまり触れられなかったおぼん・こぼんさんのコンビの歴史や不仲の決定打になった漫才協会の理事選挙の話と、見どころが多数ありました。それが多くのネットニュースでも取り上げられ、結果的に10月6日放送回の宣伝になったのが、視聴率向上の要因のひとつだと見られています」(前同)

■番組に華を添えた殿の名曲

 前出のお笑いプロ関係者は続ける。

「直接的な要因とは言えないかもしれませんが、番組内で使われたビートたけしさん(74)の名曲『浅草キッド』の効果もあるのでは、との声が聞こえてきますね。今回の放送の終盤、仲直りを果たしたおぼん・こぼんさんの2人が、東洋館に入ったシーンから後輩芸人や家族たちを集めてネタをやるシーンまで『浅草キッド』がBGMに使われていました。

 特に、これまで別々の衣装で舞台に出ていた2人が、お揃いの赤いタキシードに身を包んでステージに立った場面でたけしさんの歌声が流れてきたときは、歌詞の内容が完全にシンクロして、涙を誘われてしまいましたね」

『浅草キッド』は1986年4月にリリースされたたけしの代表曲。たけしの東京・浅草のフランス座、現在の東洋館での下積み時代を描いた楽曲で、福山雅治(52)や竹原ピストル(44)ら名だたるアーティストがカバー。2019年大晦日の『NHK紅白歌合戦』では、たけし自らがこの曲を歌った。

「『浅草キッド』は今回の企画にこれ以上合う曲はない、というほどのぴったりな選曲でしたし、仲直りしたおぼん・こぼんのカッコよさを引き立たせてくれていました。

 視聴者からも“浅草キッドの歌が心に染みました”“浅草キッド流すの反則だわ。泣くわ”など声が寄せられて、ネットでも評判になっていました。スタジオで観ていた麒麟・川島と柳沢可奈子、伊集院光は涙を流し、ダウンタウンの2人もグッと来ているのが見てとれましたね」(前出のテレビ誌ライター)

 仲直りをはたしたおぼん・こぼんは、東洋館で10月7日から11日まで5日連続でステージに立つ。

『おぼん・こぼん THE FINAL』でにも登場したお笑いコンビ・コンパスの中島和彦(40)は、10月7日の公演の様子について「ひーさしぶりに満員 勿論おぼんこぼん師匠のおかげ お客さん喜んでたなー」とツイッターで報告している――。

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  • 10/8 7:55
  • 日刊大衆

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