延長交渉破談宣言もヴラホヴィッチに残留の可能性浮上…カギは代理人の存在

 フィオレンティーナは5日、セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチとの契約延長決裂をクラブ公式サイトで発表した。しかし、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』によるとまだ延長の可能性があるようだ。

 現在21歳のヴラホヴィッチは、2018年夏にパルチザンからの完全移籍でフィオレンティーナに加入。昨シーズンはリーグ戦21得点を記録し一気に注目を集めると、今夏には移籍の噂も噴出。多くのクラブが関心を示していたが残留し、今季もここまで公式戦8試合の出場で6ゴールと好調を維持している。

 しかしフィオレンティーナは5日、現行契約の延長を目指して交渉していたが決裂したことを発表。同クラブのロッコ・コンミッソ会長が「フィオレンティーナはクラブ史上最高額のサラリーをオファーしていました。また、ドゥシャンの要望に応えるため、何度かオファーを改善してきましたが、努力の甲斐なく、契約更新のオファーは受け入れられませんでした」とクラブ公式サイトを通じ声明を掲載した。

 同紙によると、フィオレンティーナは、2025年まで、現在の5倍となる年俸400万ユーロ(約5億円)の新契約を提示したが決裂。この裏には代理人の存在があるようだ。

 しかし、代理人を排することを条件に契約延長交渉が進展する可能性もあるという。フィオレンティーナと代理人の関係が悪化しており、トスカーナ残留の道も残されていることと伝えている。

2021/10/7 23:12

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