『君に叱られた』でセンター抜擢!乃木坂46賀喜遥香がグループの新時代を切り開く存在へ

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なぜ彼女たちは「センター」に立ったのか⁉
アイドルセンター論
乃木坂46賀喜遥香 前編

 9月22日に28thシングル『君に叱られた』をリリースした乃木坂46。3期生の大園桃子の卒業に続き、1期生の高山一実と2期生の寺田蘭世も卒業を発表、さらには新メンバーオーディションが開催されるなど、グループとしても徐々に世代交代が行われており、いままさに変革期を迎えているといってもいい。

 本シングルでは前作の遠藤さくらに引き続き、センターに抜擢されたのは4期生の賀喜遥香。加入時からその才能を見出され、4期生のトップランナーとして活躍し、乃木坂46の新時代を切り開いていく存在として大きな期待が寄せられているメンバーのひとりだ。

 賀喜は2018年に乃木坂46の4期生としてグループに加入し、2019年には同期の遠藤がセンターを務めた24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』では初選抜にもかかわらずフロントポジションに選ばれた。同作は遠藤を同期である賀喜と筒井あやめが隣から支えるフォーメーションで、4期生の台頭を強く印象づける作品となっており、大きな反響を呼んだ。

 2020年には25thシングル『しあわせの保護色』に収録された4期生楽曲『I see…』でセンターに抜擢され、YouTubeに公開されたMVの再生回数が2170万回(2021年10月現在)を超える大ヒットとなり、期別の楽曲としては異例の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)単独出演も果たすなど、乃木坂46を代表する楽曲として注目を集めた。

 2020年には女優としてもデビューを果たし、dTVオリジナルドラマ『猿に会う』や『閻魔堂沙羅の推理奇譚』(NHK総合)に出演。2021年4月からはラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)の「ARTIST LOCKS!」木曜レギュラーに就任するなど、個人の仕事も着実に増えつつある。

 4期生は歌唱力に優れたメンバーが豊富に在籍しているが、中でもトップクラスの実力を有しているのが賀喜である。そんな賀喜の存在を大きく印象づけたのが、2020年2月に開催された『8th YEAR BIRTHDAY LIVE』において元乃木坂46・深川麻衣のソロ曲『強がる蕾』をソロで歌唱したときである。

 同曲は深川とファンとの結びつきが強く、グループにとってもファンにとってもひときわ強い思い入れがある楽曲だが、賀喜は5万人の大観衆を前に涙ながらに歌いきり、最後には普段のような満開の笑顔で感動的なパフォーマンスを披露していた。歌唱力はもちろんだが、そこで見せた熱いパフォーマンスを見た多くのファンが賀喜の明るい未来を予測していたことだろう。

 『乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)でも『ロンリー・チャップリン』や『淋しい熱帯魚』など昭和の名曲を歌唱し実力を遺憾なく発揮していたのが印象的で、改めてアイドルとしてのポテンシャルを感じさせた。

 さらにはYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」の第153回に生田絵梨花、久保史緒里というグループ内でも実力派のメンバーとともに登場。3人は少し緊張を見せながらもユニット曲『やさしいだけなら』を息の合った美しいハーモニーで披露していた。

「THE FIRST TAKE」は“生の歌声”を一発撮りするというチャンネルで、コアな音楽ファンだけではなく、ライトなファンも多く視聴するチャンネルだ。乃木坂46がこのチャンネルに出演する可能性はほとんどないと思っていたリスナーも多い中で、高いパフォーマンスをもってグループの可能性を示したという意味でも非常に意義深いものとなったのは間違いないだろう。

 昨年のインタビューで2代目キャプテンの秋元真夏は「賀喜ちゃんは別の期との架け橋になれる存在のように見えます。同期からの信頼も厚いし、そういう子って各期に必ず必要なんですよ」(参考:『ENTAME 2020年4月号』)と彼女を評していたように、賀喜は4期生を代表する存在として、今ではグループに欠かすことのできない存在へと成長を遂げている。

(文=川崎龍也)

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  • 10/7 21:00
  • 日刊大衆

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