【京都大賞典展望】今年は阪神開催、あの馬の巻き返しを期待したい
天皇賞(秋)、あるいはジャパンCの前哨戦。阪神芝2400mで古馬重賞が行われるのは、トゥザグローリーが勝った11年日経賞以来のことになる。ここでは、通常では阪神芝2400mで行われてきた神戸新聞杯や、同舞台の条件戦の結果なども参考にレース傾向を探っていく。
1.後半の脚が必要
過去10年で行われた阪神芝2400m重賞の成績を見てみると、10レース中9レースで上がり3ハロンタイム1位の馬が連対しており、2着以内に入った馬はすべて上がり3位以内だった。広くて直線の長いコースの中距離戦なので上がり勝負になる公算が高い。
2.前走の距離に注目
過去10年に行われた阪神芝2400mの1勝クラス以上の成績を、前走距離別で見てみると、前走2200mと2400m組が複勝率30%を超えており活躍傾向。他の距離だと、前走2000mは複勝率23.2%、前走2500〜2600mは複勝率24.2%で、悪いわけではないがやや落ちる。
3.得意とする騎手
過去10年に行われた阪神芝2400mの1勝クラス以上の成績を、騎手別で見てみると、10回以上騎乗経験がある騎手の中で複勝率上位は、C.ルメール騎手、M.デムーロ騎手、福永祐一騎手、A.シュタルケ騎手で、ここまで複勝率50%超え。ルメール騎手とデムーロ騎手は連対率も50%以上で、単勝回収率は100%超え。
アリストテレスは道悪のAJCCを制しているが、陣営や騎手のコメントによれば、綺麗な良馬場が合うタイプ。開幕週の馬場はこの馬にとってプラスになるだろう。また、過去にコンビを組んで2戦2勝だったM.デムーロ騎手に手が戻るのも魅力。巻き返しを期待したい。