100均グッズで簡単“おうち燻製”!ちょっと意外なおすすめ食材も
食材の旨味を引き出す、スモーキーな風味が魅力の燻製料理。キャンプやバーベキューの定番ですが、最近では専門の飲食店や家庭用の調理器なども続々と登場。アウトドアシーン以外でも身近になってきました。
今回は、身近な調理道具を使って家庭のガスコンロでできる「おうち燻製」の方法と、ちょっと意外なおすすめ食材を3つ厳選して紹介します。
道具はすべて100均でそろう!一番簡単な燻製の方法
燻製を作るときに欠かせないのが「燻製チップ」。スモークチップとも呼ばれます。
写真の商品は、なんとセリアで購入したものです。バーベキューコーナーにありました。
ホームセンターなどのアウトドアコーナーやネットショップでも、200〜600円程度で購入可能です。
そのほかに用意するのは、同じサイズのステンレス製ボウル2つと、それより直径がひとまわり小さい網、アルミホイルです。
いずれもすでに自宅にあるものでもOKですが、燻製特有のニオイと汚れがつくので、専用にそろえるのがベター。
今回はダイソーでボウルと網を購入しました。
それでは燻煙していきましょう!
まずボウルにアルミホイルを敷き、その上に燻製チップ、さらに網をのせます。
チップは5〜6g、大さじ1杯くらいからお好みで。量が多いほどスモーキーな仕上がりになります。
食材を網の上にセットしたら、ボウルをコンロの上に置いて、いざ点火!
弱火にかけて、うっすらと煙が出てきたら、もうひとつのボウルでフタをして約7分待ちます。
基本的にボウルの中に煙を閉じ込めますが、ちょろちょろと隙間から煙が出てきますので、換気扇も忘れずに。
7分経ったら火を止め、火を消してからさらに10分待ちます。フタはすぐに開けないでください。そうすることで煙の勢いが落ち着き、ボウルも冷えて素手で触れるようになります。
※注:燻製中や火を止めてすぐは決してボウルに触らないこと。また燻製中は火のそばから離れないでください。
なお燻製チップは1回ごとに取り替え、新しいものを使いましょう。
【チーズケーキ】スモークチーズがおいしいなら、スイーツだっておいしいはず!?
燻製の定番といえばチーズ。といってもおつまみのイメージが強いですが、実はスイーツ系チーズも燻(いぶ)すことでおいしくなるんです!
今回は、成城石井のスフレチーズケーキをチョイス。
燻製にすると、より一層チーズの旨味が増し、濃厚でとろけるおいしさに!
レアチーズケーキ、ベイクドチーズケーキでも同じように楽しめます。コーヒーやワインと一緒に、ゆっくり味わって。
【カレー】お手軽レトルトが専門店の本格カレーに変身!
カレーはレトルトでも手作りでもOK。今回は手軽なレトルトを使用しました。
袋から出し、耐熱容器に入れて燻します。
スパイスと燻香が絶妙にマッチ! 普通のカレーとは、ひと味もふた味も違う味わい深さになります。
カレーを手作りする場合は、お肉などの具材だけを燻してから煮込んでも、しっかりと燻香が感じられます。
【調味料】マヨネーズやしょうゆも燻製!いつもの料理がワンランクアップ
これはちょっと裏技的ですが、調味料の燻製もおすすめ。これをつけて食べれば、食材を燻さずとも、燻製風味を楽しめます。燻製塩はカルディなどでも人気なので、使ったことがある人もいるかもしれませんね。
今回は、マヨネーズ・しょうゆ・オリーブオイルの3つを燻していきます。
それぞれアルミカップに入れて燻製にしました。表面積が広いほうがよく燻されるので、たくさん作りたいときは小分けにしたり、大きめの耐熱皿に薄く広げて入れましょう。
燻製したマヨネーズは温野菜につけたり、ポテサラやたまごサンドにもよく合います。燻製しょうゆのおすすめは、なんといっても卵かけご飯。オリーブオイルは、そのままパンにつけても、サラダに和えても絶品です。
いつもの食材が大変身! 手軽なおうち燻製をぜひお試しください。
(ライター/コンドウナツキ)