窪田正孝主演『ラジエーションハウス2』高視聴率発進も気になる「本田翼の棒演技」残酷な共演・広瀬アリスとの差
窪田正孝(33)主演の月9ドラマ『ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)の第1話が10月4日、90分拡大スペシャルで放送され、世帯平均視聴率が11.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好スタートを切った。
同ドラマは、19年4月期に同枠放送された『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の続編で、現在『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックが原作。放射線科“ラジエーションハウス”を舞台に、レントゲンやCTで“視えない病”を見つける診療放射線技師らの活躍を描く。
第1話は、前作から2年後、放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝)が、米国での開発プロジェクトがひと段落したため、甘春総合病院に復帰する。しかし、新院長の灰島将人(高嶋政宏/55)は病院の合理化のためには放射線科は不要と、患者の読影はすべて外部に委託していた。
そのため、ラジエーションハウスも縮小され、新人技師の広瀬裕乃(広瀬アリス/26)と、技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一/60)以外のメンバーは、それぞれ別の病院などに転職。さらに、唯織が思いを寄せていた幼なじみの放射線科医・甘春杏(本田翼/29)も病院を去っていて……という展開。
唯織が甘春総合病院に戻ったことをきっかけに、メンバーが再集結。再びラジエーションハウスに活気が戻り、認知症予備軍と診断されていた小野寺も、アルコール依存が原因のひとつと言われる、ウェルニッケ脳症であることを唯織が気づき、現場から退く危機を脱した。
■広瀬アリスと本田翼で明暗が
また、杏は前作のラストで「あなたが手出しできないぐらい優秀な放射線科医になってみせます。だから、必ず戻ってきてください」と約束したとおり、この2年間で放射線科医として成長。胎児の被ばくを最小に抑えて読影しつつ、妊婦の難しい治療を成功させた。
役柄だけでなく、演じる俳優たちもこの2年で成長したようだ。特に広瀬は、今年1月期放送の『知ってるワイフ』(同局系)で、過去を変える前と後で性格が変わるヒロインを演じるなど、多くドラマや映画で経験を積んだ。そのおかげか、今回はツイッター上で「演技が自然」などと好評だった。
その一方で、不評なのが本田だ。前作でも「セリフが棒読み」などと批判を浴びていたが、今回も「チームのやりとりは面白いし好きだけど、ばっさーの例の演技が引っかかって内容入ってこん」「本田翼はCMでダンスしてるだけで良いのよ。他の役者さん演技派しかいないから目立つって」などの声が寄せられていた。
ツイッターでの声にもあるように、窪田をはじめ演技達者な俳優たちに囲まれているため、本田の演技が目立ってしまうのかもしれない。今後のドラマの盛り上がりは本田の演技が鍵になりそうだ。