乳がんと闘う元SKE48矢方美紀「自分が諦めない限り目標に近づくことができる」 見た目の悩み克服が自信に

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「FWD富士生命乳がん月間 オンライントークセッション~コロナ禍におけるアピアランスサポートと私たちが今出来ること~」に出席した矢方美紀。がん治療で抗がん剤を使用する場合に、アピアランス(見た目)の悩みでよく知られるものに脱毛があるが、矢方も当時「自分に合うウィッグがなかなか無くて大変だった」という。最初は化繊100%のウィッグをインターネットで購入したが、「イメージ画像と全く違って、前髪がバーコードみたいになっちゃって。早く家に帰りたい」と意気消沈してしまったそうだ。

しかし自分に合う快適なウィッグを見つけてからは「気持ちが前向きに変わっていった」と言い、それまではウィッグが気になってしまい気持ちが落ち着かなかったが「日々の生活で他のことに集中できるようになった」とも明かした。それでも使い始めは「ウィッグが飛んでいかないか」「ウィッグだとバレていないか」などが気がかりだったが、「ウィッグをかぶっていた方が可愛い」と言われたり、街で「カットモデルになりませんか?」と勧誘を受けたこともあったそうだ。「全然バレていない」と見た目の自信につながったという。

また脱毛では他にも眉毛やまつ毛などの毛も抜けるが、コロナ禍の現在はマスクをする機会が多く顔の中で目が目立つことから、アイメイクを気にする人も増えているという。他にも顔の変色、むくみ、爪の黒ずみなど、外見の変化が起こりうるそうで、矢方はむくみにかなり悩まされたと語る。ふっくらとして見えるため「健康的になったね」「元気に見えるね」などと声をかけられ、「がんを知らない人たちにどう伝えていけばいいのか」と思案したそうだ。

そんなアピアランスの悩みに関する情報を矢方美紀がわかりやすく説明する動画が、YouTube「#あぴサポチャンネル」で配信中だ。たとえばウィッグの洗い方やメイクの仕方などを矢方が実演・解説しているが、この動画は、FWD富士生命のサポートを受け、NPO法人全国福祉理美容師養成協会(以下NPOふくりび)が制作している。実は矢方が自信を取り戻した快適なウィッグがNPOふくりびの人毛100%の医療用ウィッグだという。このウィッグを抽選で20名にプレゼントするプロジェクトを昨年に続き今年も実施中で、ウィッグはセミオーダーまたは自身や家族、友達の髪の毛を使ってフルオーダーで制作することも可能だ。

10月9日スタートのTVアニメ『シキザクラ』(中京テレビ・日本テレビ・BS日テレほか)に声優として出演する矢方美紀。「声優になるというのが夢」だったという矢方は、病にかかり「どうやってこの夢を追いかけていこうか。病気に勝てるのか。元に戻ることができるのか」などと思い悩んだそうだ。「正直元には戻れないですし、自分自身も治療は続いていますが、自分が諦めない限り、目標に近づくことができるんだな」と述べた。

現在はホルモン療法で薬を服用したり注射を受けているという矢方。日常生活では手術した方に負荷をかけない、野菜を食べる、お菓子は食べない、早寝する、無理はしない―などを気をつけているという。今後も「ラジオや司会やナレーションでいろいろなところで発信を続けていきたい」と意欲的な矢方。「美紀ちゃんにはいつもパワーをもらっています」というメッセージが届くと、矢方は本当に嬉しそうにこの日一番の笑顔を見せた。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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  • 10/6 17:35
  • Techinsight japan

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