ダノンザキッド、富士S2週前追い切り速報/栗東トレセンニュース

 10月23日(土)に東京競馬場、芝1600mで行われる富士Sへの出走を予定しているダノンザキッド(栗東・安田隆行厩舎)。春は日本ダービーを回避して休養に入り、9月19日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩している。

 今朝6日はレースに向けた2週前追い切り。2回目のハローが終了した直後のCWコースへ、斎藤新騎手を背に入場。先頭がクラシックステップ、続いてモンゴリアンキングという隊列の一番後ろで、向正面に入ったあたりでは、先頭と3秒近い差があったように見えた。

 ただ、先頭がゆったりと進めたこともあり、無理にラップを速めるようなことがなかったので、4コーナーあたりでは先頭と4馬身くらいのところまで詰めてくる。前も勝負どころでラップを速め、そこからは簡単に差が詰まらないかも、といった感じだった。

 

 追い出しの態勢に入ると一瞬。しっかりと伸びて、ゴールではきっちり先着。ゴールを過ぎて、1コーナーでは勢い余ってといった感じで他2頭を突き放していた。

 時計は6F83.3〜5F68.0〜4F52.7〜3F38.4〜1F11.3秒。前半が速いペースにならなかったので、全体は決して速い数字ではないが、終いのしっかりした動きはとても印象的。間違いなく春とは違うパフォーマンスが期待できる状態にある。

(取材・文:井内利彰)

2021/10/6 12:50

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