バルサが逸材の流出阻止へ…17歳MFガビの契約解除金を約647億円に引き上げか

 バルセロナが、スペイン代表MFガビの囲い込みに動く模様だ。5日、スペイン紙『アス』が報じている。

 現在17歳のガビは、元々はベティスのカンテラ出身だったものの、2015年にバルセロナのカンテラ『ラ・マシア』に入団。今シーズン開幕前のプレシーズン期間中にトップチームで活動する機会を与えられると、ロナルド・クーマン監督の信頼を獲得した。8月29日のラ・リーガ第3節ヘタフェ戦では、後半74分から途中出場してトップチームデビュー。その後もガビの勢いはとどまるところを知らず、スペイン代表にも初選出された。7日にUEFAネーションズリーグ準決勝のイタリア代表戦を控えているチームで、ガビは背番号「9」を託されている。

 バルセロナは現在、ジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長時代の放漫経営やコロナ禍が影響し、苦しい財政状況に陥っている。高額な移籍金で他クラブの選手を獲得することが難しい状況下で、カンテラ出身者のガビのような選手の台頭は願ってもない好機であり、資金力で勝る他クラブへの流出は避けたいところ。ガビとバルセロナの契約は2023年6月30日までとなっており、契約解除金は5,000万ユーロ(約64億7,000万円)となっているが、『アス』によるとバルセロナはガビがスペイン代表に招集されたことで契約の見直しを決断。契約解除金を約10倍の最大5億ユーロ(約647億円)に引き上げ、引き抜きの防止に努めるという。

 バルセロナは5月にも、19歳のスペイン人MFニコ・ゴンサレスと契約更新。契約解除金を5億ユーロに設定しており、期待の若手に高額な契約解除金を盛り込んでいる。

2021/10/6 13:08

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