マスコミ史に残る「人権侵害」のあり様を呈する、眞子さま・小室圭さんバッシング――女性週刊誌の臆測・フェイクなんでもありの攻撃ぶり

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 緊急事態宣言が解除された。知り合いのSNSには小さな飲み屋で誰もマスクをせず、ひしめき合い飲んでいる姿が。「やっと賑わいを取り戻しました!」とのことだが、大丈夫か――。

第572回(9/29〜10/5発売号より)
1位 女性週刊誌全誌が掲載している眞子さま&小室圭さんバッシング記事
2位 女性週刊誌全誌が掲載している嵐・櫻井翔&相葉雅紀の結婚“よいしょ”記事
3位 「水川あさみ『私が面倒見る!』ベッキー、春菜と事務所結成プラン」(「女性セブン」10月14日号)

 申し訳ないが先週に続き、また小室圭さん問題を。なにしろ女性週刊誌が、すごいことになっているから。特集タイトルを羅列しただけで、こんなあり様だ。

「小室圭さん『金銭トラブル』解決でねだる『天皇陛下のお墨付き祝言』」
「紀子さま怯える『小室佳代さんのVIP要求』」
「眞子さま&小室圭さんNY新婚家計簿『佳代さんへの仕送りは無理』」(以上、「女性自身」10月19日号)
「小室圭さんロン毛と目元激変に眞子さまの金切り声」
「眞子さま 雅子さまお別れ拒否! それでもこっそりウラで巨額持参金」
「小室母 傷病手当の不正受給疑惑 刑事告訴に眞子さま震撼」(以上、「女性セブン」10月14日号)
「眞子さま『父への懇願』と『NY就職先』」
「16歳以上の女性3000人に聞いた 眞子さま&小室さん結婚『祝福できる』と『祝福できない』が半々も…」(以上「週刊女性」10月19日号)

 しかもタイトルを見るだけでも、その攻撃っぷりがわかるというものだが、実際中身もひどい。

 例えば、「自身」。小室さんは天皇陛下から祝福の言葉をもらいたいと指摘。その理由はニューヨークで弁護士業務をする際、クライアントへのアピール材料にしたいと考えているからだって。これは宮内庁関係者のコメントだが、もちろん事実ではなく単なる臆測。さらに秋篠宮さまや紀子さまが恐れているのが小室母・佳代さんから、皇室行事の出席など “特別待遇”を要求されることだとも指摘される。もちろん、実際に秋篠宮さまたちが“怯えていた”のではなく、これも勝手な想像(妄想?)。

 また「セブン」や「週女」も同様に、眞子さまや小室さんの心中や行動を勝手に推測、想像(捏造?)し、それをもとにバッシングを展開している。まさになんでもあり。実際、先週「自身」が小室さんは会見に出席せず、眞子さまの単独会見になると断定調に報じていたが、これがフェイクだったことでも、それは明らかだろう。

 一連の眞子さま、小室さんに関する報道は、マスコミ史にも残る人権侵害報道だと思う。反論権のない、または反論することが困難な人間に対する誹謗中傷、やりたい放題というのが今回の小室さん報道の実態だから。そして、こうした報道が何年も続き、今回明らかになったのが眞子さまの複雑性PTSDという病状だ。この宮内庁発表に、一部で「マスコミ報道はいきすぎ」「人権侵害」などの声が上がったが、これはマスコミの自己反省というより、病気が明らかになって慌てて責任逃れしようとしたにすぎない。

 実際、「セブン」では今回の小室さん帰国の際、空港や警備に関する“特別扱い”をまるで小室さんからの要求かのように批判している。が、大挙して小室さんの帰国を待ち受け、尾行車やヘリまで用意して、その後を追跡しようとしたメディアスクラムぶりや、そのため現場で起こっていた混乱など、自分たちに都合の悪いことは見事にスルー。何が何でも小室さんのせいにするご都合主義を見せているから。

 そして小室佳代さんの金銭問題にしてもしかり。これまでの経緯を見ていると、佳代さんの元婚約者は、もはや問題を解決したくないのでは、とさえ思えてくる。小室さんサイドの“解決提案”では納得せず、ひたすら佳代さんの“誠意”を求める元婚約者。こうなると“金銭”ではなく元婚約者のメンタル、心の問題だ。しかし誠意とはややこしいもの。元婚約者が“誠意がない”とずっと納得しなければ、永遠に解決などしない話だ。だが、そんな元婚約者の主張を“正論”として同調すらするマスコミ。

 26日に婚姻届を提出し、その後会見をするという2人。ここでどんなことが明らかになるのか。これまでの報道が、どれだけ“勝手な想像”だったかを検証する大きな材料になるだろう。

 逆の意味でマスコミが大騒ぎしたのが、活動休止中の嵐・櫻井翔と相葉雅紀のダブル結婚報告。もちろん女性週刊誌3誌がこぞって取り上げているが、これまたすごい。

「嵐 櫻井翔と相葉雅紀結婚発表全舞台裏『ファンのために!!』W婚準備1年4カ月!」(女性自身)
「櫻井翔&相葉雅紀 『異例のW結婚発表』に秘めた嵐LOVE」(女性セブン)
「櫻井翔 相葉雅紀 仕事先での“異変”と“祖母の夢”」(週刊女性)

 タイトルからも明らかなように、ものすごい“よいしょ”と美“談”の嵐だ。この結婚発表は絶妙なタイミングで練りに練られたもので、それはファンのため! というものだったり、これまで2組のカップルが歩いた軌跡だったり、一途な思いだったり――。とはいえ、内容はこれまで報じられてきたもの以上ではない。特に新しい情報、ネタもなかったんだろうね。ひたすら祝福オンリーだ。

 確かに相葉は10年もの間、一途な愛を育ててきたかもしれない。でも櫻井は違うでしょ。あの二股問題はどうなったのか? 

 2020年に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた“二股騒動”。それは今回の結婚相手A子さんと同棲していたマンションとは別のマンションで、櫻井がモデル風美女B子さんと密会していたというもの。しかもその前、これまた「文春」が櫻井とA子さんのベトナム・ハワイの婚前旅行をスクープ、同棲報道もなされたため、その言い訳を弁明しに行ったとされた。それからまだ1年余。B子さんとは穏便に別れられたのか!? それとも今後B子さんの逆襲があり得るのか!? 抜け目ない櫻井のことだから穏便説のほうが強いかもしれないが、B子さんの告発、ぜひ読んでみたかったなぁ。

 “芸能界イチ女に好かれる”という女優・水川あさみが、ベッキーと近藤春菜を引き連れ、新規事業や新事務所立ち上げの計画を進行中なのだとか。ベッキーといえば今年8月にサンミュージックから独立、春菜も19年に吉本興業とエージェント契約に移行しているという“共通項”がある。そして記事には気になるこんな記述が。

「(春菜は)個人事業主として吉本から仕事を請け負う形となったが、’21年に入ってレギュラー番組が減少するなど、不運続き」

 いや不運ではなく、必然だったのでは。19年に勃発した吉本興業闇営業事件際、吉本興業上層部に果敢に苦言を呈し、契約問題にも踏み込んだ春菜。そして吉本とはエージェント契約に移行したが、春菜は吉本から冷遇され、干されていく――。大手芸能事務所の圧倒的力とそれに屈するテレビ・芸能界にあって、女性3人の力の結集を期待したい。

  • 10/5 21:00
  • サイゾーウーマン

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