64歳運転手「6人死傷タクシー事故」の要因に!危ない兆候は?くも膜下出血で「死なない」心得10

拡大画像を見る

 9月11日、東京都千代田区でタクシーが歩道に突っ込み、6人が死傷する事故が発生した。運転手の男性(64)は乗務歴25年以上のベテランで、ここ15年間は無事故の優良ドライバーだったという。

「警視庁は、運転手が事故の翌日に“くも膜下出血”で死亡したと発表。事故の原因だったと見られています。ドライブレコーダーには、運転席で朦朧とする様子も映っていました。運転手は年2回の健康診断を必ず受けており、今年7月の健診でも異常なし。事故の1時間前には、元気に自宅を出たといいます」(全国紙社会部記者)

 健康な人に突然、襲いかかる、くも膜下出血とは何か。『おおたか脳神経外科・内科』(東京都立川市)の大高弘稔院長に聞いた。

「脳卒中の一つで、危険な病気です。原因の一つである、脳動脈瘤(動脈の壁にできたコブ)による血管破裂が起きると、おおよそ3人に1人は死亡、1人には重い後遺症が残り、社会復帰できるのは3分の1の確率です」

 聞くだに恐ろしい疾病だが、予防法はあるのか?

「最も注意すべきは頭痛です。発症時に“バットで殴られたような痛み”があるのは有名ですが、実は発症前に、吐き気や嘔吐を伴うズキズキとする頭痛が、1〜2日間ほど続くことがあります」(大高氏=以下同)

 脳動脈のわずかな出血が原因とされ、こうした“予兆”を見逃さないことが大切だという。加えて、「まぶたが下がったり、モノが二重に見えるという目の症状。また、血圧の急上昇・急降下などが起きることもあります」

 ただ、発症リスクには個人差があるという。

「40〜60代という働き盛り世代に多く見られます。また、親兄弟に、くも膜下出血の病歴がある方の発症リスクは約3倍、喫煙者は約2倍です。高血圧の人は発症リスクが高いうえに、死亡リスクが約3倍になりますので、該当する人は脳ドッグなどで定期検診が必須です」

 無事に治療を受けられたとしても、油断はできない。

「一度発症すると、24時間以内に再出血を起こすことが多く、その場合の死亡率は約50%、再々出血をすると約80%以上といわれます。もし完治しても、定期的に脳神経外科を受診し、長期にわたって観察を続ける必要があります」

 明日は我が身と肝に銘じ、日々の健康管理に努めたい。

関連リンク

  • 10/5 17:30
  • 日刊大衆

スポンサーリンク

この記事のみんなのコメント

1

記事の無断転載を禁じます