上の階に住む若夫婦の騒音にイラッ…追い打ちをかける出来事にもう頭真っ白

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 集合住宅に住む以上、避けて通れないのがご近所トラブルです。生活習慣の違いから些細なことでもついイライラも募りがち。しかし、ご近所トラブルもたまには悪くない? そんな気持ちにさせてくれる不思議なエピソードをご紹介します。

◆上の階に越してきた若夫婦にため息

「困った人たちが引っ越してきちゃったな、と思ったんですよ」

 そう語るのは、陽菜さん(仮名・36歳)。陽菜さんは都内のマンションに一人暮らし。使い心地の良いキッチンや、日差しの差し込むベランダなど、その住み心地に大変満足していたそうです。自宅周辺も、都内ながら閑静な住宅街で治安も良く何不自由なく暮らしていました。

「2年前くらいです。20代後半くらいの若夫婦が、私が住む部屋の真上の階に引っ越してきたんです。その人たちが困った人たちで……」

◆騒音を管理会社に通報しても収まらず

 その若夫婦は日常的に音楽をかける習慣があり、深夜12時を過ぎても重低音が強調されたクラブミュージックを毎日のように大音量で掛けていたのだそう。さらに、追いかけっこをしているのではないかという足音が日常的に鳴り響いていました。

「マンションの管理会社を通じて、彼ら若夫婦に注意してもらいました。しばらくは騒々しい音楽や足音も無くなっていたのですが、一週間も絶たないうちにまた元通りで、音楽は鳴りっぱなしで足音もうるさくて……気がおかしくなりそうでした」

 陽菜さんは女ひとり住まいの身だったため、直接注意しに行って、逆恨みされることを恐れ強くも出られませんでした。せっかくの平穏気ままな一人暮らしをぶち壊されて憂鬱な毎日を過ごしていたところに大事件が発生します。

◆天井から水漏れ、辺り一面が水浸しに

「仕事から帰ってきた時のことです。玄関を開けたときに聞き慣れない水の音がしていて、不審に思って部屋に入ると、大変なことになっていました」

 なんと、キッチンのある天井から大量の水が滝のように降ってきていたのです。そして、床はもちろんのこと、冷蔵庫や電子レンジ、IHクッキングヒーターといった電化製品もことごとく水が被ってしまっていました。

「それを見た瞬間、パニックになりそうでした。大事にしていた本やカーペットにも水が……」

 陽菜さんは急いで避けられるものは避け、洗面器やボウルを使って水漏れに対処しようとしますが、一向に水が止まる気配はありません。

 あまりの惨状に頭が真っ白になったと言う陽菜さんですが、なんとか気を取り直して、スマートフォンを取り出して動画で録画撮影を始めます。

「動画で撮影をしている間も水漏れは全然収まらず、床に置いた洗面器もすぐに一杯になって溢れてきました。もうなんでこんな目に遭わなきゃいけないんだと悲しくなりました」

◆意を決して上階に突撃!すると…

 このままでは家具全部がダメになってしまうと焦った陽菜さんは、上階の若夫婦宅に突撃することを決意します。

 インターホンを連打して自宅の惨状を伝えました。そうすると、旦那さんが現れてきたそうです。

「いかにも、今っぽい若者と言った感じの男性が出てきて一瞬身構えました」

 しかし、陽菜さんの心配は杞憂で、旦那さんは精一杯済まなそうな表情で謝罪をしてくれたそうです。

 彼いわく、流し台の排水管が外れてしまっていたことに気が付かなかったのだそう。「自分も今さっき帰宅して気がついた。本当に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べました。

◆家電を最新のものに買い替えられてラッキー

 管理会社からは「上階の保険で対応ができる」との話に落ち着いたそうで、後日、陽菜さんのもとに保険調査会社の人が来訪しました。

「結局、キッチン・壁紙のリフォームと、浸水してしまった家電は補償してくれることになりました」

 おかげで最新型の家電が陽菜さんの家にやってきました。リフォームの対応が大変だったり、浸水した蔵書は補償の対象外だったりしたそうですが、それでも、見違えるようなキッチンになり、陽菜さんはその若夫婦のことを許すことができたそう。

「それだけじゃないんです。若夫婦はその後程なくして、引っ越していきました。最近は騒音も一切感じることなく暮らすことができています」

 これこそ災い転じて福となすと言える状況ではないでしょうか。

<文/浅川玲奈>


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