新婚の相葉雅紀&二宮和也「ダブル嵐」をボコボコに!『キングオブコント』断トツ優勝・空気階段の“ぺこぱ流”ホンモノ実力!

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「昨年に続いて、今年の『お笑いの日 2021』(TBS系)も大成功を収めましたね」

 そう話すのは制作会社ディレクター。

『お笑いの日』とは当然、ダウンタウンの松本人志(58)と浜田雅功(58)をMCに迎え、10月2日14時から8時間にわたって生放送された大型特番『お笑いの日 2021』のことだ。

「視聴率も全体的によかったのですが、特に19~21時に放送された『キングオブコント2021』がすごかったんです。同時間帯の世帯視聴率は12.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、そしてテレビ各局が重要視している13~49歳のコア視聴率は10.4%という極めて高い数字をたたき出しました」(前同)

 土日の番組のコア視聴率は、日本テレビがこれまで他局を圧倒することが多かった。10月2日、日本テレビの19時~21時台には櫻井翔(39)とともに、電撃結婚を発表したばかりの嵐の相葉雅紀(38)がMCを務める『I LOVE みんなのどうぶつ園』の2時間SPが放送された。

 番組内では共演者の桝太一アナウンサー(40)とDAIGO(43)から「(番組)1周年と、ご結婚おめでとうございます!」と祝福を受け、スタッフから相葉に花束を手渡される場面もあった。

 また、21時~22時54分からは同じ嵐の二宮和也(38)がMCを務める『ニノさん ドリームダービーSP』が放送された。

「相葉さんの『みんなのどうぶつ園』の世帯視聴率は9.6%、コア視聴率は4.2%でした。二宮さんの『ニノさん』は世帯7.7%、コア4.3%。つまり、『お笑いの日』はコア視聴率で嵐の2人の番組を2倍以上も上回っているんです。それだけ、多くの人が『お笑いの日』、特に『キングオブコント』の決勝に注目していたのでしょう」(同)

■空気階段が歴代最高得点獲得!

「過去最高レベル」とも言われる激戦となった『キングオブコント』は、水川かたまり(31)と鈴木もぐら(34)によるコンビ・空気階段が優勝。エントリー総数3015組の中から第14代目王者に輝いた。

 審査委員長をダウンタウンの松本が務めたのだが、その他の審査員、東京03の飯塚悟志(48)、バイきんぐの小峠英二(45)、ロバートの秋山竜次(43)、かまいたちの山内健司(40)が務めることは、当日発表されたことも話題を呼んだ。

 空気階段はファーストステージでは歴代最高得点となる486点を獲得。空気階段、ザ・マミィ、男性ブランコの上位3組が残ったファイナルステージでは474点を獲得し、見事な優勝を果たした。

 空気階段は1本目のコントにSMクラブに居合わせた消防士と警察官がプレイ中に火事に遭うというネタ、2本目には『メガトンパンチマン』という架空のマンガ作品がテーマのコンセプトカフェのネタを披露した。

「全組がそれぞれ面白かった、本当に過去最高レベルの大会になりました。トップバッターとなった蛙亭も一番手じゃなかったらさらに得点を伸ばしていたかもしれません。また、大ブレイク中のニューヨークが最下位、9位が昨年の『M-1』チャンピオンのマヂカルラブリーという順位となったことも、結果的には大会を盛り上げました。

 ただ、『キングオブコント』で優勝しても思った以上のブレイクを果たせていない芸人も少なくありませんよね」(前出の制作会社ディレクター)

 2016年に『キングオブコント』で優勝したお笑いコンビ・ライスは9月29日放送のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に出演。賞レースに優勝すると移動の新幹線がグリーン車に格上げされる待遇改善が吉本芸人の間では定着しているものの、ライスはいまだに通常の指定席と自虐しつつ語っている。

「そんな中、今回の『キングオブコント』はコア視聴率10%超えを記録。空気階段はこの優勝を機にバリバリ活躍するのではないでしょうか」(前同)

■お笑い評論家は空気階段の“伝説級コント”をどう見たのか

 文句なしの優勝を果たした空気階段。お笑い評論家のラリー遠田氏は2人のコントについてこう評価する。

「彼らは3年連続で決勝に出場していて、去年は3位。実力があって優勝候補と見られていたわけです。そして、今年のネタは両方とも非常にデキがよかった。

 空気階段のネタの特徴としては、“マイノリティに優しい笑い”というのが挙げられます。漫才はボケとツッコミがありますが、コントはそれとはちょっと違います。変なこと、おかしなことをやる役がいて、もう一方がツッコむ、見守るというふうに分かれていることが多いんです。ただ、空気階段のコントではあんまりツッコミ側が変な人を否定しないんですよね。

 ツッコミというのは“おかしいだろ”、“あかんやろ”みたいに、頭ごなしの否定になってしまうことが多いんですけど、空気階段はその部分がちょっと優しいというか、変な人の個性をそのまま活かしているみたいなところがありますよね」(ラリー氏、以下同)

 特に2本目の『メガトンパンチマン』はそうだったという。

「コンセプトカフェに行ってしまった男が、変なサービスを受けるんですけど、その状況を頭ごなしに否定はしていないんです。変なことは起こるんですが、それはそれで受け入れて、驚いたり感心したりしていましたよね」

■空気階段のコントには「文学的な味わい」がある

 お笑いコンビ・ぺこぱの漫才は“人を傷つけない笑い”として広く受け入れられたが、空気階段のコントも相手を尊重する“優しいネタ”と言えるのかもしれない。1本目のネタも、広い意味では変な人の個性を活かしたネタと言えそうだ。

「SMプレイの最中に火事になってしまって必死に逃げる2人ですから、見た目は恥ずかしい、かっこ悪い状況でした。ただ、そんな2人が逃げたり、人を助けようとしたり、カッコイイこと言ったりして、イケてることをするというのが“ギャップ”で滑稽に見える。

 設定がわかりやすいですし、そのうえでちょっと彼らの好きな感じ、文学的な味わいがありましたよね」

 ラリー氏は、2020年の『キングオブコント』の空気階段のコントを目にした際にも「コントで文学をやるタイプの芸人が久しぶりに出てきた」とツイートしていた。

「文学的というのはエンタメとはまた別で、単純に笑えるとか泣けるとかだけではなく、見ている人にちょっと複雑な感情を残す、というような感じで、そこが空気階段の魅力でもある。彼らがやった2本は非常に面白い、笑えるネタなんですけど、ただ笑るだけではなくて、ちょっといい映画を見たような、いい小説を読んだときのような余韻を残すようなネタでした。

 変な感動みたいなものがありましたが、そこが彼らのすごいところ。審査員もコントをやっている人たちだったので、空気階段のそういったところを評価して、高得点をつけたんだと思います」

 見事な優勝を果たした空気階段――彼らが新世代のお笑いスターの仲間入りを果たす日はそう遠くはなさそうだ。

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  • 10/5 7:10
  • 日刊大衆

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