安い鶏むね肉がコク旨しっとり!「昆布酒チキン」の超簡単レシピ

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 サラダチキンを超えるレシピ。

 リーズナブルな値段とヘルシーさが魅力のお肉と言えば「鶏むね肉」ですよね。そしてすっかり定着しつつあるのが、「サラダチキン」。

 今ではコンビニだけでなくスーパーでもお得な三連パックを目にするようになりました。このサラダチキン、たしかに便利ですが、料理での活用を考えるとどうでしょうか? サラダやサンドイッチなどの洋風メニューには悪くないものの、和食にしっくりくるとは断言しにくいところ。また、あのパサパサ感は手軽さの引き換えとして受け入れている人も少なくないでしょう。

 そこでご紹介したいのが、日本の家庭料理にもしっくり馴染む「昆布酒チキン」です。果たしてどんなものなのか、作り方と共にご紹介したいと思います。

◆干し昆布と料理酒で煮る「昆布酒チキン」とは?

 鶏むね肉を美味しく調理する上で大切なのが、むね肉につきまとう淡白な味わいを工夫すること。そして、パサつきがちな食感をしっとり仕上げることにあります。

 そこで今回オススメしたいのが、「昆布酒」。これは干し昆布を酒と合わせた“魔法の調味料”で、昆布と酒の両食材が合わさることで生まれる旨味の相乗効果によって、さっぱりしたむね肉にコクや旨味を与えてくれます。

 また、酒には素材の風味を引き出したり、素材を柔らかくする働きがあるため、パサパサ感を抑えながら調理することが可能になるのです。

 さあそれでは実際に、「昆布酒チキン」を作っていくことにしましょう。

◆安価な料理酒は塩分が含まれるので、余計な味付けは不要!

 大きめのフライパン(直径25センチ前後)を用意して、そこに3センチ長の干し昆布を数枚入れます。

 そこに料理酒を注ぐのですが、スーパーなどで売られている安価な料理酒には2%程度の塩分が含まれているので、味付けはそれを活用すればOK。

 350mlの料理酒であれば7gの塩分が含まれる事になり、鶏肉に程よい塩味をつけることができます。食塩無添加の酒を使用する場合は、2%分の食塩を加えてください。

 むね肉は両面をフォークで刺して、味が染み込みやすくなるように準備しておきましょう。

◆昆布酒で20分間じっくり煮るだけ

 次に、下ごしらえしたむね肉をフライパンに並べましょう。この時、両面を酒につけてから並べる方が安心です。

 昆布酒の量の確認ですが、むね肉がひたひたに浸かるぐらいが目安。肉が厚くて液面から大きく飛び出てしまう場合は、料理酒を足しましょう。

 そしてここに「みりん」を大さじ2加えると、さらにまろやかさが加わります。これで準備は完了。フタをして火にかけましょう。

 最初は強めの中火で、沸騰してきたら火力を弱火に落とし、グツグツいわないレベルを保つようにしましょう。この状態で20分間じっくり煮ていくだけです。途中10分くらい経過したタイミングで肉の上下をひっくり返すと、むらなく煮ることができます。

◆しばらく放置して…完成!しっとりした仕上がりに感動

 20分間加熱が終わったら、そのまましばらく放置しておきましょう。ある程度、粗熱が取れるタイミングが完成となります。

 むね肉を取り出し、包丁でスライスして並べてみると、パサつき感がないしっとりした仕上がりに感動すること間違いありません。

◆食べ方いろいろ。煮汁ごと冷蔵庫に保存しよう

 旨味をたっぷり含みながら、ほどよく塩分もついているので、このまま食べても良いですが、醤油やタレなどをつけてもしっくり馴染みます。特にめんつゆや醤油、ゴマダレとの相性は抜群。その場で食べない場合は、タッパーに煮汁ごと入れて冷蔵庫に保存できます。

 この昆布酒チキン、活用方法としては和食が最もオススメで、例えば冷たい麺にも違和感なく乗せることができます。もちろんパスタなどの洋風メニューにも万能で、サラダチキン以上に旨味が生きた逸品に仕上げることができます。

 とにかく本当に簡単ですから、ぜひ一度お試しくださいね!

<文・写真/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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