「極めつけ」「極めつき」どっちが正しい?うろ覚えだと恥ずかしい言葉10選(後編)

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日本語の言い回しには、とても似通ったものがあり、きちんと覚えていないと、恥ずかしい言い間違いになってしまうことも。今日はそんな「うろ覚え」な言い回しを10個選んでみました。どうして覚え間違いをしているのかという考察も混ぜて書きましたので、この機会にしっかりチェックして、頭の中のあやふやな言葉を一掃しましょう!

 

6・「極めつけ」、「極みつき」どっち?

× 極めつけ
○ 極めつき

解説

「折り紙つき」と同じ意味なので、同じ覚え方をすれば大丈夫です。「折り紙つけ」とはいいませんよね?
「極め」とは「極め書き」のこと。書画、刀剣、茶道具などの鑑定書を指します。それが貼ってある、信頼のおけるもの、才能、という意味です。

 

7・まじめな表情。「しかめつらしい」「しかつめらしい」どっち?

×しかめつらしい顔
○しかつめらしい顔

解説

堅苦しく形式張っている顔、もっともらしいまじめな表情を「しかつめらしい顔」と言います。「しかめつらしい」と言うのは、「しかめっつら」と混ざってしまったのでしょうか。また、どっちか分からないようなあやふやな表現をする人もいますね。「鹿爪らしい」と表記する時もありますが、これは当て字。でも、当て字でも、この方が忘れませんね。「鹿爪」「しかつめ」で覚えるのに当て字は良いアイディアだと思います。

 

8・「新規」に続く言葉は「蒔き直し」「巻き返し」どっち?

×新規巻き返し
○新規蒔き直し

解説

初めに戻ってもう一度やり直すことを「新規蒔き直し」と言いますが、この「蒔」という漢字が常用漢字ではないので、テレビや新聞などでは「まき直し」とされます。これが「巻き」に転じ、結果「巻き返す」という言葉と混ざってしまったようです。もう「種まき」からやり直そうというような意味ですから、「蒔き直し」が正解で、気合いを入れ直すような「巻き返し」の要素はもともと入っていませんでした。もし、新規と「巻き返し」を同時に使いたい場合は、それはそれで「巻き返そう」と表現すれば大丈夫です。「新規」と言ったら続く言葉は「蒔き直し」です。

 

9・相談するきっかけがつかめない場合は「取り付く島もない」「取り付く暇もない」どっち?

× 取り付く暇もない
○ 取り付く島もない

解説

こちらも音が近い言葉で、間違いやすいですね。
「取り付く島もない」とは、頼りにするところが何もないことを表します。何かを頼んだり、相談しようとしたりしても、態度が冷たくて、きっかけがつかめないことの例えです。ところがそういう人たちが常に忙しそうな感じであるイメージと重なるのでしょうか。「取り付く暇もない」などと変換されるようになってきました。本来の「島」とは音が似ているだけで、まったく意味が違います。「暇」でも「(取り付く)島」がない人がいるというイメージを覚えておくと良いでしょう。

 

10・間は「持てない」「持たない」どっち?

× 間が持たない
○ 間が持てない

解説

ちょっとした違いですが、気になるところです。文化庁が発表した「平成22年度 国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「間が持てない」を使う人が29.3パーセント、本来の言い方ではない「間が持たない」を使う人が61.3パーセントと、逆転した結果が出ています。

確かに、多くの人が使えば、本来誤りであった言葉が辞書にも載るようになりますが、その際にも「本来は○○」「○○のこと」のような誘導が入ります。本当はどちらが正しいかを知っていて、変化も認める、そんなふうになりたいですよね。
この言葉は、本来は「間が持てない」がもともと。

 

どうでしょう?
解説を読んで少し整理できましたか?
今回選んだものは、言い間違いが多い言葉です。言い間違えている人が多いということです。でも、言葉の言い回しの正誤は多数決で決めるものではありませんから、本来の正しい用法を知っておくことは本当に大切なことですよね。間違えて覚えていても、語源や由来を調べたり、漢字に直してみたりすると、覚え直しができます。

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