徳島、垣田2発など3得点で2連勝! 鳥栖はACL出場圏が遠のく3試合未勝利

 3日に明治安田生命J1リーグ第31節が行われ、徳島ヴォルティスとサガン鳥栖が対戦した。

 前節終了時点で17位と徳島は、前節J1残留を争うベガルタ仙台を相手に7試合ぶりの勝利を収め、今節はホームで2連勝を目指す。一方7位の鳥栖は、直近の2試合で1分1敗と勝利なし。ACL出場権を獲得するためにも、3試合ぶりの勝利が欲しい一戦となった。

 先にチャンスを迎えたのは徳島。12分、右CKからDFジエゴがヘディングシュートを放つ。しかし、ボールは鳥栖のGKパク・イルギュが防ぎ先制ゴールとはならない。対する鳥栖は14分、ドリブルで敵陣ペナルティエリア右へ進入したMF岩崎悠人が、右足でシュートを放つ。しかし、こちらは徳島のGK上福元直人が好セーブ。

 激しい攻防を見せる一戦は、15分にスコアが動いた。自陣に引いた徳島がボールを奪うと、MF鈴木徳真が前線へスルーパスを供給。抜け出したFW垣田裕暉がパク・イルギュとの一対一を迎えると、ゴール左へとシュートを決めた。垣田の公式戦24試合ぶりのゴールで、ホームの徳島が先制に成功する。

 その後も一進一退の攻防が続く試合だが、次にゴールを決めたのも徳島だった。42分、クリアボールを拾いフィールド中央左サイドで前を向いたMF西谷和希が、前線へスルーパス。これに垣田が反応し相手ディフェンスラインの裏へ抜け出すと、垣田は飛び出してきたパク・イルギュをかわし、無人のゴールへとボールを流し込んだ。前半は2-0で45分を終える。

 2点を追う鳥栖は、後半開始からDFエドゥアルドに代えてDF中野伸哉を投入。選手の配置を変更し、徳島ゴールの攻略を試みる。

 しかし、次の1点も徳島だった。60分、鳥栖はセットプレーの守備から自陣深くからボールを繋ごうと、パク・イルギュへバックパスが送られる。しかし微妙にボールがずれると、パク・イルギュがコントロールミス。これを見逃さなかったFWムシャガ・バケンガが、敵陣深く左サイドから無人のゴールへとボールを流し込んだ。徳島のリードは3点となる。

 一矢を報いたい鳥栖は77分、MF岩崎悠人が敵陣右サイドをドリブルで突破しクロスが送られると、FWドゥンガがヘディングシュートを放つ。しかし、ボールは徳島のDFに防がれゴールならず。その後左CKの流れからDFファン・ソッコがシュートを放つが、ボールは枠の上へと大きく外れる。

 そして結局、試合は3-0で終了。快勝を収めた徳島は2連勝を飾った。一方、敗れた鳥栖は2連敗を喫するとともに、3試合未勝利となっている。

【スコア】

徳島ヴォルティス 3-0 サガン鳥栖

【得点者】

1-0 15分 垣田裕暉(徳島)

2-0 42分 垣田裕暉(徳島)

3-0 60分 ムシャガ・バケンガ(徳島)

2021/10/3 14:56

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