ワクチン副反応でダウンした彼からプロポーズ。意外なその言葉とは?

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 2回目のワクチン接種を終えて、以前よりは少しだけ安心して日々を過ごせるようになったという方も、いるのではないでしょうか?  

 そしてワクチン接種が、プロポーズのきっかけになる事も…。

 今回は、そんな女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆交際3年半で会話が減ってきた

 F子さん(28歳・契約社員)の場合。

「彼とはお付き合いを始めて3年半になります。ですが最近会話も減ってきてしまって。長すぎた春ってやつですかね」

 たいてい週末は、F子さんが彼氏(Kさん・33歳・メーカー勤務)の部屋に行き、手料理を一緒に食べるのが定番のデートだそうで…。

「コロナ禍であまりどこにも行けませんし、たまに映画を観に行くぐらいで、ほとんど部屋で過ごしていますね。これもきっとマンネリ化の原因の一つかなって思います」

 彼は元からあまり口数が多い方ではなく、多肉植物を育てるのが趣味で、週末はF子さんをほっぽらかしでベランダで多肉と共に長時間過ごす事も少なくないそう。

「穏やかな良い趣味だと思うのですが、正直もっとかまってもらいたいですね。しかもコロナ禍になってから多肉植物の数もどんどん増えて。私とあまり話したくないから、次々と多肉を買ってくるのかな?なんて落ち込む時もあるんですよ」

◆ワクチン副反応でダウンした彼が急に…

 そんな彼は、先日2回目のワクチン接種をすませました。

「副反応が心配だったので、念のためKのところに泊まりに行ったら、やっぱり熱が出てダウンしてしまって。食欲がないけど桃なら食べられると言うのでむいてあげたり、ポカリを飲ませたりして看病しました」

 すると、寒気で毛布に包まったKさんが「F子ちゃんはもう2回目の接種終わってるし、僕もあと1~2週間位で抗体できるのかな?そしたら千葉のF子ちゃんの実家に挨拶に行こうよ。ご両親はもうずいぶん前に2回目終わってるんだよね」と虚(うつ)ろな目つきで話しかけてきたそう。

「え?挨拶ってもしかして…とドキドキしていたらKが『そこの棚の上の紙袋開けてみて』と指差すので見てみたら指輪が入っていたんですよ(笑)」

◆彼の会話が少ない理由は

 実は彼は、以前お付き合いしていた彼女に「付き合ってしばらくしたら会話も減って、全くかまってくれないし、もう嫌だ」と振られてしまった経験があり、ですがそれが素のリラックスしている自分の真の姿なので困ったなと思っていました。

「『だけどF子ちゃんは、自然に横にいてくれて、僕の好きにさせてくれて本当にありがたい。だからワクチン接種が済んだらプロポーズしようと思って密かに準備してたんだ』って言ってくれて感激してしまいました」

 そして会話が少なくなったり、趣味に没頭してF子さんにかまわなくなったのは、リラックスしている証拠なんだと分かりホッとしたそう。

「私に飽きて、避けられてるのかな?と不安に思っていたら…全く違いました(笑)長年付き合っているのに分からないものですね」

◆自分の気持ちを彼に伝えたら

 翌朝、だいぶ熱が下がって元気になった彼が「本当はもっとロマンチックに、どこか景色のキレイなところでプロポーズしようと思っていたのに、熱でもうろうとしていてつい先ばしってしまった。ワクチン接種終わってやっとプロポーズできるぞって思ったら、我慢できなくなっちゃってごめんね」と謝ってきました。

「まさか熱にうなされながらプロポーズされるなんて想像もしていませんでしたが、Kが何を考えていたのかよく分かったし、印象深い思い出に残るプロポーズで嬉しかったですね」

 そして、良い機会なので「そうは言っても、私だってもうちょっとKとコミュニケーションとりたいと思っているんだからね」と自分の気持ちを伝えたF子さん。

「Kがハッとした顔をして『き、気をつけるから振らないでね』なんて言うので笑ってしまいました。『無理しない程度によろしくね』って握手しました」  

 先日F子さんは彼と一緒に実家に帰り、結婚の挨拶をしたそうです。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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