【万哲の馬場予報】馬場の回復が更に進み、例年通りの高速決着になりそう

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【小田哲也(スポニチ)=コラム「万哲の馬場予報」】

■スプリンターズS(中山芝1200m)

 台風一過で朝から晴れ上がった土曜の中山競馬場の芝は急ピッチに乾き、回復した。木曜から金曜にかけて105ミリの降雨を記録したが、土曜午前6時30分の時点で「重」。3R発走前に「稍重」、8R発走前の午後2時1分に「良」に回復した。

 開催4週目でCコース使用2週目。見た目には内寄りが多少傷んできているが、土曜に限れば、内を通った馬が台頭したレースもあった。2日午前7時測定のJRA発表のクッション値が「8.3」(標準)。午後は同じ標準でも徐々に硬い方向に推移したと見て良さそうだ。

 土曜は、芝競走は6鞍。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「3番手、2番手、1番手、5番手、2番手、3番手」。平均的に流れたレースが多かったわりに前有利の傾向が続いた。

 スプリンターズSと同じ外回り1200mで行われた10R・勝浦特別(3歳以上2勝クラス)は前2頭で決まった先行馬決着。3コーナーで後続を2馬身ほど離して逃げた12番人気コスモアンジュが粘って2着。2番手から伸びた6番人気サトノファビュラスが首差かわして制した。このレース、前半3F34秒3〜後半3F34秒1。逃げたコスモアンジュが絶妙の平均ラップを刻んだことも事実だが、人気薄でもあり、一見傷んで見える内ラチ沿いを粘れる土壌が整っていたとも受け取れる。

 11R・秋風S(3歳以上3勝クラス、外回り芝1600m)は好位3〜4番手インを追走した5番人気レッドフラヴィアが直線で内ラチ沿いの最内から伸びて快勝した。こちらはレース前半3F36秒0〜同後半3F34秒6のスローペース。2番手につけたアールクインダムが2着に粘り、逃げたオパールシャルムが3着(インテンスライトと同着)も含めた上位3頭は展開の利も大きいが、内を通れる馬場状況だったのも大きい。

 果たして、日曜の芝はどうなるか? 引き続き好天予報。同じ良馬場でも一段乾いたレベルになる。2勝クラスの土曜10R・勝浦特別の勝ち時計が1分8秒4とまずまず速いタイム。この流れでいけば、スプリンターズSの推定勝ち時計は例年通りに「1分7秒台前半」の高速決着。同じ良馬場でも、中〜外差しが利き、時計が掛かった昨年(勝ち馬グランアレグリアは4コーナー15番手から一気、勝ち時計1分8秒3)とは違い、一段速い勝ち時計も要求される。ビアンフェとモズスーパーフレアが競り合って前半3F32秒8を記録した昨年のような乱ペースにならなければ、後方組ではやはり厳しい。「4コーナーで中団以内」が優勝圏内になるのでは? 果たして、どんな展開になるのか。

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  • 10/2 19:00
  • netkeiba.com

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