定期的に献血に協力する犬と猫「危機に瀕している動物たちを助けたい」(英)

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英ハートフォードシャー州ポッターズバー在住で大学の看護講師であるマンディー・パネルさん(Mandie Pannell、35)とパートナーのトーマス・ミルズさん(Thomas Mills、36)は、愛猫“ウィーズリー(Weasley)”と愛犬“スポック(Spock)”を定期的に献血に連れて行くという。これまでに5歳のウィーズリーは10回、6歳のスポックは5回の献血に協力している。

マンディーさんはベテランの献血ドナーであるウィーズリーをとても誇りに思っており、このほど動物の保険会社であるペットプラン社主催の「ペットプラン・ペット・アワード(Petplan Pet Awards)」の「ヒーロー・ペット・オブ・ザ・イヤー部門(Hero Pet of the Year category)」に応募したところ、見事決勝に進出したという。

この賞に応募した理由について、マンディーさんはこう語っている。

「ウィーズリーはとても協力的で、献血を怖がっている犬や猫を助けてくれます。私は動物の献血がもっと広まればいいと思って、ウィーズリーをペットプラン社主催の賞に応募しました。動物の、特に猫がドナーになれることはあまり知られていませんから。ここはイギリス、動物を愛する国です。誰かが飼っている動物をお互いに助けることができるのは、とても嬉しいことです。」

マンディーさんはすでにスポックを飼っていたが、2016年11月のマンディーさんの31歳の誕生日にウィーズリーを家族に迎えた。

トーマスさんが掲示板サイト「Gumtree」でウィーズリーのことを見つけて、『ハリー・ポッター』シリーズのウィーズリー家にちなんで名前を付けたそうだ。そんなウィーズリーについて、マンディーさんは「スポックとは喧嘩したり仲直りしたり、まるできょうだいのように仲良く過ごしています」と明かしている。

マンディーさんが動物の献血について知ったのは、2018年にウィーズリーが後ろ足を怪我して病院に連れて行ったことがきっかけだった。

「ウィーズリーを近くの王立獣医科大学(Royal Veterinary College)に連れて行った時のことです。診察を待っている間に『動物の献血ドナー募集』という看板を見ました。それまで動物も献血できるなんて知らなくて。献血前の8週間は薬を飲んではいけないので、怪我をしてから約3か月後に初めて献血をしました。猫の場合は3~4か月に一度の割合で行われ、ウィーズリーはちょうど10回目の献血を行ったところです。」

マンディーさんによると、12週間ごとにウィーズリーを献血に連れてくるよう病院から連絡があり、事前に献血に適しているか獣医による徹底的な健康チェックを受けるという。また猫の体重は最低でも4ポンド(1.8キロ)は必要で、体重によって献血量が異なるそうだ。

このドナーサービスを気に入っているというマンディーさんは「彼らは動物を扱うのがとても上手で、飼い主の心配事にもよく対応してます。まず動物の気質が適しているかどうか、過度なストレスを与えないかどうかを評価してくれます。ウィーズリーはとても落ち着いていて理想的なドナーです。献血中は部屋からよくゴロゴロ鳴く声が聞こえてきますから彼は献血が好きなんだと思います」と述べており、このように続けた。

「猫は犬に比べて体が小さいので回復が遅く、献血後には点滴をします。実際の献血は10分ほどで終わりますが、私が迎えに行くのは3~4時間後です。ウィーズリーとスポックが同じ時間に献血をはじめても犬の方が水分補給の必要がないため早く終わります。」

また自分のペットが献血に貢献していることを誇りに思っているそうで、「私も自分のペットに何かあって必要になったら輸血をしてほしいと望みます。愛するペットを救うための血液を手に入れられない飼い主がいると思うと、とても心が痛みます。しかし猫の献血についてはあまり知られておらず、この賞をきっかけに少しでも認知度を上げることができればと思っています。もちろんウィーズリーは真のヒーローですから、優勝すると思っています」と語っている。

画像は『Metro 2021年9月28日付「Hero cat and dog are regular blood donors to help other pets in need」(Picture: PA Real Life)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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  • 10/2 7:00
  • Techinsight japan

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