「若手が見違えるように自発的になる」たった1つのマネジメントのコツ【仕事術#6】

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「働き方改革」の潮流はコロナ禍で後押しされ、若手育成を担う40代が板挟みに直面するシーンも増えました。

「若手が辞めない」「コロナ禍でも新規出店できる」ヘアサロン、Belle代表の飯田さんに今どきの人材育成を聞きました。

【Belle飯田さんのイマドキ仕事術#6】

Belle 代表・飯田尚士さん 1978年生まれ(43歳)、東京都立川市出身。 都内のサロン2店の勤務を経て、2010年に堀之内大介氏とともにBelle 表参道をオープン。 プライベートでは3歳の娘さんとよく遊ぶパパ。

 

アシスタントが鍵。お客さんを増やしてあげようと思ってくれるかどうか

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従来、ヘアサロン業界では見習いとして扱われ、技術は黙って盗めとされることの多かったアシスタント。この新人アシスタントたちこそが店の経営の根幹を握るというのが飯田さんの考えです。

 

「そんなに特別なことではありません、一般企業に例えれば、部下が上司の数値達成を一緒に頑張ろうと思ってくれるかどうか。アシスタントがこのスタイリストのお客さんを増やしてあげようと思ってくれるかが命運を握ると思っています」

 

このため、Belleでは1日の終わりに必ず店長・副店長など幹部がアシスタントと長い時間かけてその日の振り返りを行い、フィードバックを行います。たとえばBelleではヘアカラーの調合はアシスタントの役割ですが、その色がイメージ通りだったか、全体的な接客はどうだったか。監督者が細かく伝え、評価し、成果を共有します。

 

「このフィードバックはとても重要です。アシスタントは細かな技術移転も受けられる上、接客技術が上がります。スタイリストは自分の表現したいカットを助けてもらえます。さらに、店サイドからは店が目指す全員接客の密度が上がります。幹部はさっさと帰っちゃいけない、ちゃんとその日のフィードバックをしてから帰るというのがルールです」

 

「若手が働きたいサロン」にならないと売上が伸びていかない時代

人材流動性の高まった現在、人材を維持していくのは本当に難しくなりました。

 

「美容師の世界はずっと人材不足。極端に言えば、今日このお店を辞めても明日から働くお店を探せます。こうした人材の維持は若い経営者ほど柔軟に対応している印象です。逆に、働きやすく居心地がよい職場を作れなかったサロンはこの数年でかなり淘汰されていきました」

 

人材維持に失敗するサロンに共通するのは、幹部が「自分が育った時代」の教育をそのまま若手に施そうとした点。

 

「人は自分が若手のころに施された教育方法以外を知らず、同じ方法で育成をしようとしてしまいます。正直、どこも昔ってものすごくブラックでしたから、同じ方法をとってはいけません。ではどうすればいいんだろうと常に迷わないとならないんだと思います」

 

でも、迷っていいんじゃないかな、と飯田さん。

 

「だって、いまから4000年前のピラミッドの建設現場に、いまどきの若いものはだめだって書いた落書きがあるって言うじゃないですか。4000年もダメだったならもうダメでしょう? そう思って任せればうまくいきますよ」

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撮影/廣江雅美

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