ホットペッパーグルメ外食総研セミナー2021 コロナ禍で苦境の外食市場にできることは

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リクルート(東京・千代田)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、オンラインセミナー「~コロナ禍の外食市場の変化~ワクチン接種後の消費者動向と、"DXと人"で生み出す飲食店の新たな価値」を、2021年9月14日に開催した。

セミナーでは、「コロナ禍で苦境に立つ外食マーケットに対して今できることは何か」をテーマに設定。外食市場と消費者動向の研究発表、コロナ禍におけるデジタルツールを使った取り組みをする飲食店の事例紹介が行われた。

ワクチン接種後でも積極的ではないという結果に

第一部では、「2020年度 外食&中食市場概況」と「ワクチン接種後の外食意向について」同社が毎年1万人規模で実施している「外食市場調査」の2020年4月~21年3月のデータをもとに、上席研究員の稲垣昌宏氏が解説した。

「2020年度 外食&中食市場概況」では、外食市場規模が、前年比44.8%減の2兆1630億円にとどまったと話した。年代別では、中高年の外食規模の減少幅が大きかったという。さらに2021年4~7月までの最新データでは、外食市場規模は2019年度比で約57%減まで落ち込んだという。

次に「ワクチン接種と外食意向」について、2021年7月実施の調査をもとに説明した。「ワクチン接種後を想定した際に、外食に行こうと思うか」と聞いたところ、ワクチンを指定回数接種して一定期間経過した人も、外食に行くのに積極的ではないという結果が出た。

非接触やオーダーミスの軽減など、顧客満足度が上がる

第2部では、IT技術やトレンドを分かりやすくユーザーに伝える職種「エヴァンジェリスト」の竹田クニ氏が司会。を務め、業務の効率化を図る「DXデジタルツール」を活用する飲食店経営者2人(ネクストファクトリーイノベーション代表取締役・中谷俊文氏、Cocorodining代表取締役・松岡保浩氏)をゲストにトークセッションが行われた。

竹田氏はゲストの話から、「セルフオーダーなどを導入している2社の共通点として、非接触やオーダーミスの軽減など、顧客満足度が上がることがメリットとしてあげられました。一方で、顧客との接点が少なくなるため味気なさを感じてしまうことについて、どのような人的サービスを創っていくかが課題」と総括。また、「DXは手段であり、CX(顧客体験価値)、EX(従業員体験価値)向上が大事。手間やコストを減らすだけでなく、従業員や顧客にとっての価値を『足す』『増やす』ことを目的として設定すべき」と締めくくった。<J-CASTトレンド>

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  • 9/29 11:00
  • J-CAST

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