特別なケアが必要な2人の子を持つ女性、口蓋裂のネコを家族に迎え「これは運命」(米)

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米ペンシルベニア州にある動物シェルター「バトラー郡動物愛護協会(Butler County Humane Society)」にある日、街中でさまよっているところを保護された母ネコ“オニックス(Onyx)”と子ネコたちがやってきた。

オニックスは生まれつき上顎に裂け目が生じた口蓋裂を持っており、時々食べたものが口の中に留まってくしゃみの発作を起こしていた。獣医は「手術は必要ない」と判断したものの、成長した子ネコたちがどんどん新しい飼い主に引き取られるなか、下顎の犬歯が飛び出したように見える母ネコに興味を示す人はいなかった。

そんななか、同シェルターで働き始めたばかりのシンディ・ハウクさん(Cindy Houk)だけは違っていた。シンディさんはオニックスを一目見ると「この子を自宅に迎えたい」と心をときめかせたのだった。

シンディさんは「私には特別なケアが必要な子供が2人います。私の心にはいつでも、特別なケアが必要な子のための特別な場所があるのです。オニックスの優しい顔を見た私は美しい何かを感じ、『このネコは私の家族の一員になるためにここにやってきたんだ』と思ったのです」と当時を振り返り、このように続けた。

「私がシェルターで働き始めたのは、オニックスがやってくる数週間前でした。新しいスタッフは90日間待たなければ動物たちを引き取ることができないルールがあり、私は毎日オニックスのもとを訪ねてその日が来るのを待ちました。そして日が経てば経つほどオニックスのことが好きになり、運命を感じるようになったのです。」

「シェルターにはネコに興味のある人がたくさんやってきますが、オニックスを引き取りたいという人はいませんでした。誰もオニックスがどんなに特別なネコなのかということに気付かなかったのです。私は心が痛むと同時に、『もう少ししたら私がこの子を引き取ることができる』とワクワクしたものです。」

こうして90日まであと少しというある日、シンディさんの子供たち2人とオニックスが初めて対面した。シンディさんはその日のことをこのように語っている。

「オニックスのユニークな顔を見た子供たちは満面の笑みを見せ、すぐに気に入ったようでした。特にダウン症の娘は帰宅すると、夫に『オニックスは特別なケアが必要だから、私たちの家族の一員にならなくちゃ!』と話したようです。」

「私たち家族にとって“他と違う”ということは美しいことでもあるのです。私たちにはオニックスが必要で、オニックスもありのままを愛してくれる家族が必要であることを私は確信したのです。」

こうして90日間が過ぎ、オニックスが5匹の保護ネコと1頭の犬を飼うシンディさんの自宅にやってきた。

シンディさんは新しい家族について、最後にこう述べている。

「シャイだったオニックスがやってきて数週間になりますが、我が家にきてからはよく遊び、一日中何か話をしています。オニックスは朝起きて私たちを見るととても嬉しそうで、私はそんなオニックスを見ているだけで幸せになります。外見が違うことで誰も興味を示さなかったオニックスですが、私の家族にとっては完璧なネコ。一生大切にしますよ!」

画像は『The Dodo 2021年9月25日付「Shelter Worker Sees Cat With Unique Face And Knows She Needs To Take Her Home」(CINDY HOUK)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 9/27 21:00
  • Techinsight japan

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