「カップヌードル スーパー合体」4種食べ比べ! 「シーフード風味のクリームソーダ」も飲んでみたら…

 世界初のカップ麺として1971年に発売された「カップヌードル」シリーズは、今年で50周年。つまり、カップ麺の歴史も50年を迎えるということになります。半世紀という長い期間、カップヌードルは業界のトップランナーとして走り続けてきました。

 今回は、カップヌードル発売50周年記念商品として発売された、「スーパー合体シリーズ」の4商品をレビューします。SNSで話題のさまざまなフレーバーを“混ぜる”食べ方を商品化した商品です。

 登場するのはカップヌードルの定番フレーバー8種で、組み合わせは「カップヌードル&しお」「カレー&シーフード」「味噌&旨辛豚骨」「チリトマト&欧風チーズカレー」の4種です。超合金の合体ロボのような、がっちりハマる組み合わせはあるのでしょうか。

地味だけど安定の組み合わせ!「カップヌードル&しお」

 まずは「カップヌードル&しお」193円(税別)。今回発売された4商品の中では常識的な組み合わせで、それゆえにちょっと遊び心が足りないと思われるかもしれませんが、実力派同士による確実性が売りとも言えそう。

 スープや具は「カップヌードル」がベースとなっており、スープのペッパーしょうゆ味、そして謎肉やエビ、たまごといった具の組み合わせは、ほぼ「カップヌードル」と言って良さそう。ほとんど「カップヌードル」なので奇抜さはないですが、代わりに安定感の塊のようなおいしさです。

「カップヌードルしお」要素は、「燻製オリーブ」と具のキャベツ。「燻製オリーブ」の独特な香ばしさによっていつものペッパーしょうゆ味が華やぎ、スープの味にエッジが立つ印象です。「カップヌードル」よりも派手な味を選びがちな人に好まれそうな味でした。

「スーパー合体」というよりは、4:1くらいで圧倒的に「カップヌードル」の方が強く、「カップヌードル」にちょっとアレンジを加えたような感覚でしたが、「燻製オリーブ」だけで「カップヌードル」はこんな印象が変わるのかと驚く一杯でした。

 続いては、「カレー&シーフード」193円(税別)。「カップヌードル」シリーズの花形とも言える2商品の合体! 「カップヌードル」よりハッキリした味わいの「カレー」や「シーフード」を好んで食べるという方も多いのではないでしょうか。スター同士の夢の共演と言えるでしょう。

「シーフードカレー」だと至って普通の組み合わせになりますが、どちらも主張が強そうなので合体したらどうなってしまうのか不安でもあります。

 味の中心となっているのは玉ねぎの風味を効かせたカレー味ですが、いつもの「カップヌードルカレー」ほど濃いカレー味ではなく、とろみもあまり強くありません。カレーと玉ねぎの味に、「シーフードヌードル」要素であるクリーミーな味わいが加わることで、懐かしの学校給食のカレーシチューのような色味となっています。

 シーフード味よりも、クリーミーな味わいや紅生姜の風味が強く、特に紅生姜のパンチによって、意外性のある新しい味を生み出していて驚きました。カレーシチューであり、紅生姜カレーであり、シーフードカレーでもあります。

 具でもっとも目立っているのがポテトで、これは「カレー」要素。それ以外のいか、かにカマ、たまごは「シーフード」要素。圧倒的に「カップヌードル」だった「カップヌードル&しお」に比べて、両者の勢力が拮抗しています。まさかポテトといかが共演するなんて、誰も思ってなかったですよね。

 カレー味と玉ねぎで「カレー」らしさ、そしてクリーミーさや紅生姜の風味で「シーフード」らしさを保ちながら、意外性のある新しい味に仕上げているのがお見事な一杯で、「カップヌードル&しお」に比べて「合体」感もありました。

カップヌードル界の新参者同士がタッグを組んだ「味噌&旨辛豚骨」

 3つめは、「味噌&旨辛豚骨」193円(税別)。どちらも比較的最近「カップヌードルシリーズ」の仲間に加わった「味噌」と「旨辛豚骨」の組み合わせですが、「味噌」あたりはもう30年はいたかのような安定した存在となっています。

 世に出回る味噌ラーメンの多くは豚骨ベースのスープなので、この組み合わせはひょっとするともっとも意外性がないのかもしれませんが、あの日清食品がわざわざ驚きのないものを作るとも思えませんよね。

 スープの中心は味噌味で、豚骨ベースで力強い味わい。具は「味噌」と「旨辛味噌」の両要素をバランスよく組み込んでいます。両要素を合体させた味というのは十分伝わってきますが、豚骨ベースの味噌味なので、とても自然な風味です。味噌味の派手さがない分、豚骨の力強さが加わった味噌ラーメンという印象でした。

 別添で「特性旨辛ラー油」を加えてピリ辛に仕上げますが、これが「旨辛豚骨」要素。スープに唐辛子のピリ辛や紅生姜の風味を加えています。それほど目立つわけではないですが、隠し味となっていました。

 まるで昔から存在しているかのような完成度の高さで、面白さや意外性はないですが、おいしさは4品の中で頭一つ抜けている印象です。

 最後に紹介するのは、「チリトマト&欧風チーズカレー」193円(税別)。いかにも派手な「チリトマト」と「欧風チーズカレー」の組み合わせで、日清食品社内人気ナンバーワンとのこと。ド派手ではありますが、トマトとカレー、そしてトマトとチーズは相性抜群の組み合わせとしても知られています。

 ただ、「カレー&シーフード」ですでに「カレー」が使われているのに、「トムヤムクン」や「鶏白湯」を差し置いて「欧風チーズカレー」が選ばれ、カレー被りの状況になっていることには多少違和感もありますが、どうでしょうか。

 スープのベースはチリトマトスープ。トマトの力強さとピリ辛のスパイス感があり、他にもキャラが濃い存在が多い中で、しっかりチリトマトスープの味が感じられます。「欧風チーズカレー」はカレーよりもデミグラスソースの味が強く、トマトとデミグラスの組み合わせがおいしくないわけありませんよね。

 具にはトマトキューブやコーンなど「チリトマト」要素と、牛謎肉やチーズキューブなど「欧風チーズカレー」要素がバランス良く組み合わされています。「チリトマト」と「欧風チーズカレー」を組み合わせて、トマトとチーズの入ったビーフシチューのような雰囲気が感じられました。

「欧風チーズカレー」要素として、デミグラスソースとともに粉チーズも入っており、「欧風」部分がかなり強調されています。「トマトカレー」を想像していましたが、これは「欧風チリトマト」なんですね。なるほど、「カレー&シーフード」とカレーが被っていても「欧風チーズカレー」を起用した理由がよく分かる商品でした。

50周年記念商品「カップヌードルソーダ」も飲んでみた

「カップヌードル」発売50周年記念商品の「スーパー合体シリーズ」4品を食べましたが、いずれも劣らぬおいしさで、4つすべておいしいというのはすごいことだと思います。

 一方で、「スーパー合体シリーズ」と同じく、50周年記念商品としてネット限定で「カップヌードルソーダ」4種が発売され、日清食品のオンラインストアでは発売翌日に売り切れてしまうほどの人気でした。この4種がいずれも攻撃的且つファンキーな味わいで、特にシーフード風味のクリームソーダの攻撃力は連夜の悪夢レベル。「スーパー合体シリーズ」の分まで攻め過ぎてしまった感がありました。

 50周年イヤーの「カップヌードル」からは、次にどんなものが飛び出すのか、今後も目が離せませんね。

  • 9/26 12:00
  • サイゾー

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます