「食器洗い乾燥機」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種

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―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆「食器洗い乾燥機」のオススメ機種は?

 前回は、「電機ケトル」を取り上げました。今回もキッチンで活躍する家電の「食器洗い乾燥機」をテーマに、「販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種」をそれぞれ紹介したいと思います。

 食器洗い乾燥機は、もともとバカ売れする家電ではありませんでしたが、長引く巣ごもり生活で、購入を検討されるお客様が増えている印象です。

 設置工事が不要な据え置き・卓上型と必要なビルトイン型に分類できますが、今回は前者の中からオススメのモデルを選びました。

◆商品選びで失敗しないためのポイント

 ただし、据え置き・卓上型の中にも分岐水栓取り付け式のものは、水道工事を行わなければなりません。水漏れなどのトラブルを防ぐためにも、購入するときに業者にお願いするのがいいでしょう。

 予算は、部品の費用や工賃、配送料を含めて、5000円から1万円程度と考えておけば大丈夫だと思います。

 また、設置方式のほかに、洗浄力はもちろんですが、一度に洗える容量、扉の開き方、乾燥機能が付いているかどうかなどもチェックすべきポイントです。ちなみに今回の製品は、すべて乾燥機能が付いているものを選びました。

◆▼パナソニック「NP-TA4」

 1位は洗いながら食器の除菌ができる、「ストリーム除菌洗浄」を採用したパナソニックの「NP-TA4」を選びました。’20年9月に登場した製品で、実勢価格は7万1000円ほどになります。

 家電量販店で取り扱っている食器洗い機は、パナソニックのものがほとんど。同社の製品は10万円を超えるモデルがあるなかで、NP-TA4は手が出しやすく、初めて購入される方にもピッタリだと思います。

◆食器だけではなく、フライパンも一度に洗える

 食器点数40点(約5人分)のファミリータイプで、食器だけではなく、大皿やフライパンも一度に洗うことができますし、先述の「ストリーム除菌洗浄」も利用者の強い味方。

 すべての洗浄コースにおいて、50℃以上の高圧水流で洗いながらしっかりと除菌をしてくれます。洗いにくいボトルもきれいに洗える、「ボトルホルダー」を装備しているのもうれしいですね。

ちょこっとホルダー」や「リバーシブルエリア」を使うことで、カゴの仕様を変えられるのも使いやすいです。

◆▼パナソニック「NP-TCR4」

 2位の「NP-TCR4」もパナソニックの製品で、こちらは水切りかごのスペースに設置できるコンパクト設計なのがウリ。

 ’17年3月発売とやや古いですが、現役で通用する性能を持っていますし、実勢価格が3万8000円程度と、値段が落ち着いているのも魅力です。

 容量は食器18点(約3人分)が入るサイズ。費用を抑えたい方はもちろんですが、NP-TA4では容量を持て余しそうなご家族にも向いています。

◆手洗いと比べて水の使用量は約4分の1

 低価格ながら多機能なのもポイントで、洗うものに合わせて「低温ソフトコース」や「スピーディコース」が選べるほか、酵素パワーで除菌する「バイオパワー除菌」機能も備えています。

 手洗いと比べて約4分の1の水で洗えますし、水温・室温が高いときは、「エコナビ」機能によって最大約7%節電できるのもうれしいですね。

◆アイリスオーヤマ「KISHT-5000」

 さらに予算を抑えたい方は、アイリスオーヤマの「KISHT-5000」を検討してみてはいかがでしょうか。’21年3月に登場した食器点数15点(約3人分)の食器洗い乾燥機で、実勢価格は3万2000円程度です。

 2位のNP-TCR4と値段は大差がありませんが、これまで紹介した製品が分岐水栓取り付け式だったのに対して、KISHT-5000は水道工事が不要なタンク式です。

 工賃や部品の費用などがかからないぶん、より安く導入することが可能です。

◆本体だけでなく、電気代もお得

 アイリスオーヤマの製品なだけあって、安価ですが性能は折り紙付き。

 標準、念入り、お急ぎ、ソフトの4つの洗浄コースから選ぶことができますし、タンク内の5Lの水で洗浄するため、節水効果も優れています。

 乾燥時にヒーターを使用せず、送風乾燥するので電気代もお得ですよ。

◆販売員がオススメしない食器洗い乾燥機は?

 一方で、あまりオススメできないのが、AQUAの「ADW-S3」になります。’21年9月に登場した最新モデルで、実勢価格は5万5000円程度になります。

 食器点数24点(約4人分)のファミリータイプで、汚れにくく耐久性にすぐれた「ステンレスウォール」や、上段、中段、下段(2個)の4つのノズルから、高圧水流を噴射する「クワトロシャワー洗浄」を採用しているのがポイントです。

 決して性能が悪いわけではありませんが、そのほかの性能に大きな特徴がなく、その割には価格も高めなので、正直、コスパがいいとは言えません。

◆AQUAの食器洗い乾燥機なら「ADW-GM3」

 AQUAの食器洗い乾燥機を購入するなら、’21年4月に登場した「ADW-GM3」を検討するのがいいでしょう。

 実勢価格が4万4000円と1万円以上安いにもかかわらず、「ステンレスウォール」や「クワトロシャワー」を搭載していますし、食器点数が30点と多いです。ADW-S3よりもウインドウが大きくて、洗浄中の様子が確認しやすいのも利点です。

 いずれにせよ、食器洗い乾燥機を購入する際は、販売員へのヒアリングが重要になります。

 工事が必要なのか、どれくらいの費用がかかるのかを確認しながら、商品のサイズも忘れずにチェックして、自宅の台所に無理なく設置できるかどうかを確かめておきましょう。

◆〈販売員が本当に買っている食器洗い乾燥機BEST3〉

▼1位 パナソニック「NP-TA4」 実勢価格:約7万1000円
洗いながら食器の除菌ができる、「ストリーム除菌洗浄」を採用したモデル。食器点数40点(約5人分)のファミリータイプで、食器だけではなく、大皿やフライパンも一度に洗えます

▼2位 パナソニック「NP-TCR4」 実勢価格:約3万8000円
水切りかごのスペースに設置できる、食器点数18点(約3人分の)コンパクトサイズ。低価格ながら多機能で、複数の洗浄コースが選べるほか、酵素パワーで除菌する「バイオパワー除菌」機能も備えています

▼3位 アイリスオーヤマ「KISHT-5000」 実勢価格:約3万2000円
水道工事が不要なタンク式で、食器点数15点(約3人分)の食器洗い乾燥機。低価格ながら性能は折り紙付きで、標準、念入り、お急ぎ、ソフトの4つの洗浄コースから選べます

◆〈販売員は選ばない食器洗い乾燥機WORST〉

▼1位 AQUA「ADW-S3」 実勢価格:約5万5000円
食器点数24点(約4人分)のファミリータイプ。「ステンレスウォール」や「クワトロシャワー洗浄」を採用していますが、ほかの性能に大きな特徴がなく、コスパが悪い印象です。AQUAの食器洗い乾燥機なら、安価な「ADW-GM3」を検討するのがいいでしょう

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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