間宮祥太朗・上白石萌歌『バンクオーバー!』カオスだらけの後編“ウラ事情”に考察過熱、最大の鍵は「細田佳央太と銀行名」か

 間宮祥太朗(28)主演のスペシャルドラマ『バンクオーバー!~史上最弱の強盗~』(日本テレビ系)の前編が9月19日に放送された。たまたま強盗現場に居合わせた人物全員が“ウラ事情”を抱えているというカオスな展開に、多くの視聴者の間で後編への考察が交わされていた。

 前編では、父から継いだ染物屋で働く猿渡佐助(間宮祥太郎)が、余命わずかという妹・小春(貴島明日香/25)の難病を海外で治療するため、大金が必要になる。困った佐助は高額バイト斡旋会社の若松(般若/42)を訪ね、「なんでもやる」と訴えて前金の1000万を受け取る。

 佐助は小春の婚約者・若松健一(ニシダ/27)に、お金を渡して小春のことを託す。そして、2か月後、若松が佐助に斡旋した仕事は銀行強盗。前金を受け取っているので断ることができず、染物屋のベテラン職人・田尻(長江英和/63)とコンビを組み、若松から受け取った本物の拳銃を手に強盗を決行することに。

 ここからが怒涛の展開で、勢いよく「妻川銀行」に押し入ると、先客の強盗2人組、中東系のマサル(蟹江アサド/44)とアフリカ系のワタル(星野ルネ/37)と想定外の鉢合わせ。2人が銃を突きつけていた人質は、支店長・鈴木(阪田マサノブ/56)、窓口担当・後藤(伊藤万理華/25)ら銀行店員。

 さらに弁護士・さくら(上白石萌歌/21)、ギャル2人(希代彩/24、円井わん/23)、地味な女(うらじぬの/32)という面々が並んでいた。また、金庫には鈴木が自分の誕生日のご褒美にプレイを楽しんでいた、行きつけのSMクラブの女王様・マイ(ファーストサマーウイカ/31)が。

■伏線が次々に回収される気持ちよさ

 一触即発の緊迫した雰囲気だが、それぞれの“ウラ事情”が明かされるごとに事態は混乱。まず、マサルとワタルは生粋の日本人で、見た目から警察にあらぬ嫌疑をかけられるため海外移住を計画。資金確保のため、デタラメな言葉を話す外国人になりすまし、おもちゃのマシンガンを使って押し入っていた。

 また、さくらの正体は刑事で、数週間前に不倫相手の上司・山根(袴田吉彦/48)に頼まれて銀行に潜入。髪ボサボサ・ひげボーボーで意味不明な言葉を叫ぶ謎の男(細田佳央太/19)が、金庫から突如あらわれてマイにバールを振り上ると、強烈なハイキックで打ちのめした。

 一方、刑事の山根は、銀行の金庫に高級麻薬が保管されているという情報をつかみ、銀行強盗の捜査のフリをして麻薬の横取りをたくらむ汚職刑事で、その計画のために佐助を利用した黒幕だった。さらに、人質のギャルの1人との二股浮気が発覚し、さくらが動揺してしまう。

 そして、前編のラスト、謎の男が意味不明な言葉を発しながら迫ってきたため佐助が発砲。銃弾は外れたが、謎の男は悲しそうな表情を浮かべる。また、銀行の外では、山根の命令で狙撃手が発砲。銀行の床に血が飛び散ったが、誰の血なのか分からなかった。

 放送後、視聴者のツイッター上での反応は、「前半はチープなドラマだなって感じだったけど、後半の怒涛の伏線回収がおもしろかったwww」「間宮祥太朗君の情けなさそうな顔が実に効果的。見た目外国人の日本人2人組も秀逸。来週が楽しみ」などと好評。

■テレビ放送だけではもったいない!

 また、伏線を考察する人も多く、佐助が強盗に入ったのが「妻川銀行 田勢谷支店」だったことから、「妻川 田勢谷→つまかわ たせや、逆に読むと“わかまつやせた”。ボサボサの細田くんが妹の婚約者のやせた姿だな!」と、謎の男の正体は若松という説が有力だ。

 ドラマ公式サイトによると、後編は「外見と内面のギャップに問題を抱えていた登場人物たちが、本当の自分の姿を告白したとき、全員が一致団結し、想像をはるかに超えた、奇跡の大逆転劇の幕が上がる!」らしい。伏線を回収しつつ、どんな大どんでん返しが起きるのか期待したい。

 同番組は、本編だけでなく、日テレ公式YouTubeで後編に向けてそれぞれの“ウラ事情”を公開中。さらに、動画配信サービス「Hulu」では、スペシャルコンテンツとして、本編に隠されていた登場人物の“本当の姿”を知るためのヒントが、後編の地上波放送終了後に配信されるそうで、メディアミックスで楽しめるようだ。(ドラマライター/ヤマカワ)

■突飛すぎるウラ事情はYouTubeで確認

 見逃してしまった人も、これを見れば『バンクオーバー!』後編を存分に楽しめる!

※動画はYouTube「日テレドラマ公式チャンネル」より

2021/9/25 8:15

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