「片思い中の彼女を口説いたら…」シソンヌの切ない恋物語

カウンターで美女を口説くのに効果的なのは、I字かL字か?

その違いを検証するのは、巧みな人物描写で笑いを生み出すコンビ、シソンヌ。

ひとえにカウンターと言っても、I字かL字かでポジショニングは異なるもの。

ふたりがカウンターに美女を連れ出し、それぞれの効果を探る。



※緊急事態宣言中の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

「カラスミってボラの卵だけどさ~」と知識をひけらかす男を演じていた長谷川さん。カウンターではその話にシェフを交えるのもポイントで、会話に行き詰まることがないと考察

【I字って……】 オープンキッチンで横並び。この距離感が自ずと心を開かせる


長谷川さんはI字派。芸人ならではの視点でこう語る。

「僕はI字の方が好き。職業病だけど、コンビでいる時も横並びなので話しやすい。相方みたいな感じで隣に座ってくれると安心します」

誰にでも該当するメリットは以下のように語っていた。

「視線を外しやすいですし、かしこまらなくていいですね。

ボケたり面白いこと言ってみようかなって時に目を見てすべったら恥ずかしいけど、前を向いてたらすべってもリアクションが分からない。

それに厨房から料理がさっと出てきた時に“わ~美味しそう!”とシェフと話すのも盛り上がりますね」

ボケ担当・じろうさんの考察は?

じろうさんは「彼女からずっと凄くいい匂いがして」と言っていたが、のちにヘアメイクがつけた自身の整髪料の匂いと判明。ともあれ距離が近いカウンターは、相手の匂いも対面より感じられるはず

【L字って……】 気負わない店で狙うべき「角」が、絶妙な距離感を生む特等席に


「インスタ見てます」

思わぬ美女からの言葉に、「あんな、どうしようもないものを…」と照れるじろうさん。L字のメリットを聞くと、こんな答えが。

「膝がぶつかるとか。でも、故意にやるほどのスキルを僕は持っていないです」

I字よりも目が合う席となり、美女を直視するのを照れていたじろうさんは、彼女の鼻を見る作戦で半対面のポジションを乗り切った。

「横並び(I字)の方が目のやり場に困らないかもしれないです」

じろうさんのコメントから考えると、シャイな人は、初デートでは視線を外しやすいI字型をおススメしたい。

そして何度かデートを重ねて慣れてきたらL字型に挑戦。しっかり目を見て話すことで、自信がある男のオーラを醸し出そう。

いつもと違う姿を見て、彼女もあなたを見直すかも!?

大人気コント師・シソンヌが、〝恋の始まり〟について考える


撮影した美女との間柄をじろうさんに聞くと、5秒ほど考えて浮かんだストーリーを教えてくれた。

「僕が一方的に口説いている相手で、いつも美味しいものをご馳走してるのに上手くいかない。それが5年続いてるけど、10〜20年の長い目で見てるので焦りません。

今日のカウンターでのデートで少し進展しましたが、この後、彼女は一度結婚します」

ひたすら待つ恋と知って写真を見ると感慨深い。なお、長谷川さんはその恋のライバルとして現れた中国の大富豪とか。

ビジュアルとしてはふたりとも十分洒落ているが、少々心残りもあると話す。


じろう:今日は恥ずかしさが勝っちゃったので、もう1回チャンスをいただきたい。綺麗な方に直視されて僕はたじたじでした。

長谷川:そう、美人がくるとどうもね。美人は僕らのこと下にみるだろって感情が染みついてる。

じろう:イケメンの格好いいやつって、自分に自信があるんですよ。結局、堂々としている男がモテる。

東京カレンダー:堂々としている男の特徴とは?

長谷川:まあ、堂々とキザなことするには、ある意味イタくならないと無理じゃない?

じろう:そもそも、キザなことをイタいって捉えている僕らの考え方がダメなのかもな。僕らができないだけで、キザなのはいいことなんだよ。

「キザなこと」で盛り上がる2人に、小誌おなじみの”夜景が見える”レストランデートについて聞いてみたが、それもまったくなじみがないとのこと。


だが実は過去に、ふたりで夜景を見た忘れられない日があるらしい。長谷川さんが懐かしげに話してくれた。

「まだコンビを組む前、あの憑依型に僕が惚れたんです。

でも違う相方がいたから”僕らでやったほうがいいかもね”と、はっきり告白するんじゃなくて、ぼやっと好きという感じで伝えたら、向こうも”確かにね”と。

その後お互い別々のコンビで出たM-1が天王洲の劇場であって帰りのモノレールで一緒になったんです。

その日、じろうがネタをやりたいようにできてなくて、これ傷ついてるなと気づいて、車窓から綺麗な夜景を見ながら”どうする?組む?”と聞きました。そしたら”うん”と言ったんです。

僕、あいつのこと、夜景で落としていました」

今でこそ大人気コンビとなったシソンヌにも、悩んでいた日々があった。夜景という艶やかなシチュエーションのもと”一緒になり”、現在の姿がある。

鍵となった日の光景がいまも鮮明にあるのなら、そういった要素は不可欠かつ大事なものだといえるはず。

長谷川「俺の方がタイプだって、さっき言ってたんだよ!」
じろう「彼女は俺のインスタ、フォローしてんだぞ!」


今回でいうところの、カウンター選びもそのひとつだと小誌は考える。

こうしたシチュエーションやちょっとした雰囲気づくりが、大人の恋愛が動き出す要因となっているのだ。

2人が行ったレストランをご紹介!

長谷川 忍さんが美女を連れて行ったのは…… 艶やかなのに心地よい大人の普段使いイタリアン 『Leon akasaka(レオン アカサカ)』@赤坂


現役の割烹料理人がオーナーゆえ、選りすぐりの鮮魚や国産野菜が醍醐味となっているイタリアン。

今年5月にオープンした店内はグリーンを基調とした洒脱な空間で、特等席はやはり大理石のカウンターだ。


コースは7品6,600円と肩肘はらずに訪れられる価格帯。

写真の料理はオマールとグリル野菜のサラダ仕立て。下には濃厚なオマールのビスクが添えられている。

なお、長谷川さんはスペシャリテである自家製カラスミのパスタを絶賛して完食していた。

じろうさんが美女を連れて行ったのは…… 料理も空間も抜群のセンスが光る隠れビストロ 『Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)』@渋谷


宇田川町の路地裏にひっそり佇む隠れ家ビストロ。

「カジュアルにちょっと気の利いた料理を」というコンセプトのもと10年続く店は、フレンチを食べ慣れた人にも多く愛されている。店内は木を多用した温かな空間。

ビオワインも豊富に揃い、じろうさんも「飲みやすくて美味しい」とグラスを傾けていた。


写真の料理は「フランス産鴨のロースト」3,960円。

黒胡椒のソース、少しピリ辛のグリーンハリッサ、根セロリのムースが添えられている。

【シソンヌの撮影の裏側を公開!】

■プロフィール
シソンヌ 青森県出身のじろう(1978年生まれ)と静岡県出身の長谷川忍(1978年生まれ)によって2006年に結成。2014年「キングオブコント」優勝。舞台からバラエティにドラマ、映画まで幅広く活躍。YouTubeチャンネル『シソンヌライブ』でコントを多数公開中。劇場からの生配信も随時行っている。

■衣装
[じろうさん]カーディガン 42,900円、ニット 38,500円、パンツ 31,900円〈すべてエイトン/エイトン青山 TEL:03-6427-6335〉、眼鏡 36,300円〈オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス TEL:0120-990-307〉
[長谷川さん]ジャケット 64,900円、カットソー 20,900円、パンツ 42,900円〈すべてエイトン/エイトン青山〉、眼鏡 37,730円〈オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス〉
[女性]<1ページ目・1枚目>ワンピース 79,200円〈コルコバード/フィルム〉、その他スタイリスト、<1ページ目・2枚目>私物シャツ 53,900円、パンツ 59,400円〈ともに ディーネロ/フィルム TEL:03-5413-4141〉、その他スタイリスト私物


▶このほか:背伸びしない街・祐天寺の隠れ家グルメ3選!「こんなところに?」という意外性が楽しい



東京カレンダー最新号では、シソンヌのおふたりのインタビュー全文をお読みいただけます。誌面インタビューでは、2人が好きな飲食店や「街中華に連れて行かれた港区女子」など、人気コント芸人ならではの妄想トークが繰り広げられています!

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