『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』監督に聞く「事件の当事者に何度もインタビューし、彼らの経験やストーリーを描いている」

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『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』が10月1日より公開となります。世界で最も有名な心霊研究家エド・ウォーレン&ロレイン・ウォーレン夫妻が実際に調査した事件<実話>を基に映画化された『死霊館』から始まり、「アナベル」シリーズや、『死霊館のシスター』(2018年)など、数多くのスピンオフ作品が製作されるほど、全世界で映画ファンを虜にしている「死霊館」ユニバース。本作はそのメガヒットシリーズの7作目にして、メインストーリー「死霊館」シリーズ3作目となる全世界待望の最新作です。

1981年、家主を刃物で22回刺して殺害した青年アーニー・ジョンソンは、悪魔に取り憑かれていたことを理由に無罪を主張する。心霊研究家ウォーレン夫妻は被告人を救うため、姿なき存在を証明するべく立ち上がる…。

本作の監督を務めたのはジェームズ・ワン監督に見出され、『ラ・ヨローナ ~泣く女~』を手がけているマイケル・チャベス監督。本作へのこだわりについてお話を伺いました。

ーー本作は、監督がはじめて手がける『死霊館』となりますが、プレッシャーなどは感じましたか?

マイケル・チャベス監督:この映画を手がけるにあたって、ワクワクして興奮する気持ちと、怖い気持ちが同じくらいあったんだ。僕はファンたちが見てどういうふうに反応するのかを見ることをとても楽しみにしているよ。

脚本を開発している時に、僕たちはアーニーとデビー(本作の題材になった「アーニー・ジョンソン事件」の当事者)に何度もインタビューした。だから多くのことは、彼らの経験に忠実で、ウォーレン夫妻から僕たちが聞いたことにも忠実なんだ。実は…デビーは撮影の数週間前に癌で亡くなったんだ。僕が聞いたところによると、彼らはこの映画のことをとても誇りに思ってくれていたそうだ。彼らは、彼らのストーリーや経験が描かれていると感じたらしい。

ーー本作は音楽の使い方がとても格好良くて印象的ですね。

マイケル・チャベス監督:脚本ではAC/DCとして書かれていた部分をブロンディにしたんだ。僕はAC/DCは大好きだし、素晴らしいよ。でも、あまりにあからさまだと感じられるところがどこかあった。本作は1981年のお話で、最も現代の『死霊館』ストーリーなんだ。もっと80年代を表していると感じられるものが欲しい、と思ったんだ。ブロンディの歌は、アーニーの精神状態や、彼の経験につながり、映画が進むにつれて、何度か違うフォームで戻ってくる。

『死霊館』のマジックは、普通に思えるもの、見慣れたもの、生来怖くない物を使うところにあると思う。だから音楽の使い方にもとてもこだわっているよ。

ーー試写で何か面白い反応はありましたか?

マイケル・チャベス監督:悪魔祓いのシーンの反応はいつも良かったよ。映画の中盤の終わりに、怖いシーンがあるのだけど、「これは間違いなく予告編に入るぞ」と思った。でも実際には入っていなくて安心したよ。予告編がすべてを明かしてしまう恐れがあったからね(笑)。試写でみんなが驚いたシーンは予告編など、素材のどこにも入っていないので楽しみにしてほしいな。

(観客から)怖がる感じが伝わってくるのを聞くのはとても報われるよ。それは興奮した恐怖なんだ。人々は『死霊館』が大好きなんだ。怖がるのが大好きなんだ。

ーーコロナ禍で制作や公開が延期され、まさに待望の公開となりますよね。

マイケル・チャベス監督:以前「コロナ禍は、編集に時間を使えたとか良い機会になりましたか?」と聞かれたことがあったのだけど、それはあまりなかった。なぜなら、僕たちには予定があって、時間内に撮影と編集する必要があったから。頭痛だけだったよ。世界的に初めての事態が起こっているからって、映画作りが遅れることの理由にならないからね。

ネットで、とても多くの人々が映画の公開が延びたことについて腹を立てているのを見た。そして、僕たちは、次の公開日がいつになるかを考えようとしていた。腹を立てるおいうことは、このシリーズを愛していて、とても楽しみにしているということだからね。特にこういう暗い時代に、カレンダーに楽しみな予定が入っているのはナイスだ。

ーー監督が影響を受けた、好きだったホラー/オカルトの番組・作品は何ですか?

マイケル・チャベス監督:僕は『X-ファイル』が大好きなんだ。『X-ファイル』を見て育ったんだ。『X-ファイル』は、90年代にホラーが変換期にあり、少し時代遅れみたいに思われている時に放映されたんだ。そして『X-ファイル』はホラーを多くの人々に届けた。素晴らしいシリーズだよね。

僕が初めて『死霊館』を観た時、「アメリカの伝説『X-ファイル』みたいな感じもするな」と思ったよ。それが1作目の約束(ルール)だと思った。本作ではそのルールから逸脱して、違うストーリー展開となっているのだけど、それも誇りに思っているよ。

ーー撮影の記念にセットから何かを持ち帰りましたか?

マイケル・チャベス監督:僕はゴブレット(脚がある大ぶりのワイングラス)、魔女の杯を持っているよ。そのデザインをとても誇りに思っているんだ。何が起こるかはネタバレしないよ。でも、あのプロップが大好きなんだ。

ーーあのゴブレットですね!うらやましいです。日本でも多くの方がこの映画を楽しんでくれると思います。今日はどうもありがとうございました!

監督:マイケル・チャベス(『ラ・ヨローナ ~泣く女~』)
製作:ジェームズ・ワン(『死霊館』『ソウ』『ワイルド・スピード SKY MISSION』『アクアマン』)ピーター・サフラン (死霊館ユニバース 全作でコラボレーション)
脚本:デイビッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック(『死霊館 エンフィールド事件』『エスター』『アクアマン』)
出演:パトリック・ウィルソン、ベラ・ファーミガ、ルアイリ・オコナー、サラ・キャサリン・フック、ジュリアン・ヒリアード
製作:ニューライン・シネマ 配給:ワーナー・ブラザース映画
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