暗雲が漂うも…ピケがバルサの矜持を示す「優勝するためにここにいる」

 バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケが、23日に行われたラ・リーガ第6節カディス戦を振り返った。24日付でスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 前節は後半アディショナルタイムにDFピケのゴールで引き分けに持ち込んだバルセロナは、23日に行われたラ・リーガ第6節でカディスと対戦した。序盤からバルセロナペースで試合を進めるものの、65分にMFフレンキー・デ・ヨングがこの日2枚目のイエローカードを提示されて退場。数的不利となったバルセロナは、最後まで相手ゴールをこじ開けることができずに、勝ち点1の上積みにとどまった。

 公式戦3試合未勝利の状況について、ピケは「僕たちは今、慣れない状況に置かれている。会長の交代や監督の交代など、激動の数年間だった。心の安らぎを取り戻すために、ベストを尽くさなければならない」とコメント。続けて「“勝ちたい”という気持ちは誰にでもある。対処法としては、不平不満をもらすこともできるし、ハードワークすることもできる。けれど、選手たちは戦うためにここにいる」と心境を語った。

 続けて、ピケは「僕たちは皆、会長と一緒にいるし、監督とも一緒にいる。(クラブ周辺の)雑音をコントロールすることはできないし、それについて考えたくもない」と言及。また「僕は2位や3位になるためにバルセロナのシャツを着ているわけではない。優勝するためにここにいるんだ」と矜持を示した。

 最後に、ピケは「僕たちは最後まで競争するつもり。誰もそれを疑うべきではない。たとえスタートが悪かったとしても、ファンの助けが必要」と胸中を明かした。

2021/9/24 14:23

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