食べないことばかりにフォーカスしてた… 固定観念から救ってくれた友人の言葉【スイス人夫VS日本人妻 〜家族の偏食、どう乗り切る?〜 Vol.16】

■前回のあらすじ

「バランスよく食べさせなきゃ」ということに囚われ周りが見えなくなっていた私。ラジオから流れてきたある話に心を打たれたのでした。

「幼児が嫌いなものを無理矢理食べさせる必要性はない」と東洋医学的な考えを聞いてから、私の心は軽くなりました。

娘が食事で嫌がるものは「うんうん本能の叫びだね」と受け入れることができるようになり、それと同時に娘の食べる量は多くなっていきました。それは好きなお野菜は欲しがるままたくさんあげて、お肉やお魚のバランスを考えることをやめたから。

だけど、やっぱり「なんでもバランスよく食べることは健康的」、学校の給食でも「なんでも残さず食べる子=偉い子」というふうに今まで育ってきたので、心の奥底では「やっぱりお肉とかお魚食べた方がいいんだろうな」「いつか食べれるようになって欲しいな」という気持ちが根本的に拭えてはいませんでした。

そんな中、食に詳しくとても尊敬している友人に「全てバランスよくって一体誰が決めたんだろうね?」と言われハッとし…、いろいろと調べていくうちにわかってくることもありました。そしてなにより彼女が言った「家族の食卓は楽しいのが一番!」が、本当にそうだと思いました。

その言葉をもらってからの私は本気でふっきれ、「本当はお肉も食べて欲しい…」という思いを捨てることができました。

娘の好きなものに目がいくようになり、こんなのが好きなんだ! こんなものも食べれるの! おやつにお野菜が欲しい!? すごい! 素晴らしいね! って本心から言えるようになったのでした。

※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。

2021/9/24 14:00

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