思わず二度見「生ハムかと思っちゃう?」バッグ 作者に話を聞いてみた。

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「目が悪いから生ハムかと思った」。そんな、とあるユーザーの写真ツイートが9月21日、大きな反響を呼んでいた。

ツイートされた写真は、たしかにぱっと見、生ハムにも見えてしまう。しかし実はこれ、ハニカム方解石という大理石でできた、女性用バッグの彫刻なのだ。

作ったのはアメリカ・ニューヨークの彫刻家バーバラ・シーガルさん(https://www.instagram.com/barbarasegal/)。数百万円する超高級バッグ、エルメスのバーキンを模した「Eye Candy」という作品なのだとか。

「日本で話題になってますよ」製作者本人に伝えてみた

さっそくキャリコネニュース編集部が本人に連絡してみると、シーガルさんは「日本でも話題になっているなんて嬉しいです! でも元ツイートには私の作品だとどこにも書いてない……」と残念そう。みなさん! これバーバラ・シーガルさんの作品ですよ!

さて、「いま日本では、生ハムに似ていると話題です」と伝えたところ、以前、海外でも同じような形で話題になったと教えてくれた。シーガルさんは「以前、こんな風にインタビューに答えました」と、メッセージをくれたので紹介する。

《象徴的で贅沢なハンドバッグを熱愛・崇拝の対象とするアイデアには、今の私自身と、子供のころの心酔が反映されています。今の世の中には、そんな風に感じている人が多いですよね。

だから、インスタグラムで作品を見た人の反応には、本当に驚かされました。ハニカム方解石で作ったバーキンを見て、いろんな国の人がいろんな言葉で「生ハムだ」とか「チキンだ」とか、石のかばんなんて野蛮な武器だと言ってみたり、行き過ぎのアクセサリーだと言ってみたり……。

私も最終的には「降参しました!」という感じで、ユーモアを楽しむことにしました。こうなったら、本当に生ハムでバーキンを彫ってみるべきかも。そうしたらとっても楽しいですよね》

意外とお茶目なシーガルさんだが、作品にはこんな思いが込められているそうだ。

《若いころに知ったロマネスク建築のように積み重ねられた女性用ハンドバッグは、私が人生で追い求めてきたものです。そして、この消費とステータスに取り憑かれた社会での、女性としての証でもあります。

母が着ていたデザイナー服の豊かな色彩。世界中の採石場で見た輝く大地。イタリアルネサンスの芸術と建築。私は、そういったものに触発されてきました。

19歳でベルニーニの彫刻に心を動かされ、そのとき感じた喜びと畏れを、作品で再現しようとしています。私の作品は、富の象徴を思い起こさせ、大衆文化がモノへの偶像崇拝を喚起してきたことへの批評となるでしょう》

ふ…深い……。

シーガルさんは、ほかにも多数の作品や制作風景、ちょっと笑えるようなコラージュも、インスタグラムに投稿したりしている。

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  • 9/24 6:05
  • キャリコネ

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