鬼龍院翔みたい?!下積み時代を支えた彼氏に捨てられた女性の恨み

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 ゴールデンボンバーのフロントマン鬼龍院翔さんが、10年間お付き合いしていた女性との関係を清算しないまま、他の女性と結婚してしまったとの報道があり、ワイドショーを賑わしていましたね。

 長年下積み時代を支えてくれた彼女がいたのに、いざ売れたら他の女性と結婚してしまうケースは音楽業界以外にもあるようで…。

 今回は、そんな女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆かけだしの漫画家同士で付き合いはじめた

 永沢小百合さん(仮名・34歳・派遣社員)は、子供の頃から漫画が好きで漫画家を目指していました。

「22歳の時に投稿した漫画が、ある雑誌で努力賞をいただき、担当さんがついて嬉しかったですね」

 しばらくして、初めて増刊号に漫画が掲載された小百合さん。

「その頃、出版社にたまたま来ていた新人漫画家のNくんを担当さんに紹介されて。Nくんは私と同じ歳で、増刊号によく載っていて、私はNくんの作品のファンだったんです」

 そう彼に伝えると、Nくんも小百合さんの漫画を読んでくれていて「とても面白かった」と褒めてくれました。

「それから意気投合して、私達はお付き合いを始め…どっちが先に売れるか競争だ!なんて言いながらお互い頑張っていましたね」

 ですがなかなか2人とも芽が出ず、アルバイトをしながら漫画を描きつづけるのが辛くなってきて…。

◆漫画家の夢を彼にたくして派遣社員&アシスタントに

「寝る時間を削って描いたネームがボツになるなんて事もよくあって…当時25歳の私は、だんだん心が折れてきてしまったんですよ」

 彼と話し合い、家賃を節約するために一緒に住む事にして、小百合さんは派遣社員として働き始めました。

「漫画家の夢はNに託(たく)して、私は日中働いて安定した額を稼いで、夜や休みの日は彼のアシスタントをして作品作りをサポートしていました。夜中にお腹が空くとよくNが袋ラーメンを作ってくれて、それがすごく嬉しくて。大変でしたが毎日楽しかったですね」

 そして2人は30歳を過ぎ、Nさんは相変わらず漫画家としてはまだまだでしたが、イラストレーターとしてある程度稼げるようになっていました。

「私も相変わらず派遣社員で、Nのアシスタントをしていました。Nは漫画を連載して単行本を出すのが夢だと言っているけど、もうイラストレーターに専念して、そろそろ私と結婚してくれないかなぁと思っていたんですよ」

 すると転機がやってきます。彼がある月刊誌で連載のチャンスをつかんだのです。

「2人で抱き合って喜びました。ですが、いざ連載が始まるとNは私の事を邪険(じゃけん)にするようになってきて」

 以前は、よくストーリー展開などを小百合さんに相談してきたNさんでしたが…。

◆「もう俺は“先生”なんだよ、君はただの派遣社員だよね?」

「私がちょっとでも口をはさむと『もう俺は“先生”なんだよ、君はただの派遣社員だよね?口の聞き方に気をつけて』なんて言って、要するに天狗(てんぐ)になってしまったんです」

 ギクシャクした2人は別々に暮らす事に。

「距離を置いたらNも頭を冷やしたのか『忙しさとプレッシャーでいっぱいいっぱいになって小百合に当たってしまった。ごめんね』と謝ってくれてホッとしました」

 別々に暮らして半年経ち、Nさんは新たにアシスタントを雇い連載を続けていました。

「Nが忙しいので、月に一度食事に行く程度しか会っていませんでしたが、私も漫画家を目指していた身なので連載の大変さは分かっているので。邪魔しないようにしていました」

 するとある日、Nさんのインスタを見ていたら…。

◆結婚報告を見てショック

「“結婚しました”と若い可愛い子とNが微笑みながら指輪をしている写真がアップされていて、え!って意味がわからなくて」

するとストーリーズもアップされていたのでチェックする小百合さん。

「ピンク色の画面に長文が書いてあったので、スクショして読んでみたんですよ」

 そこには「彼女とは出会って1ヶ月。僕の作品を読んでメールをくれた天使です。まだ知り合ったばかりだけど、これから一生かけてゆっくり分かり合っていけばいいし、楽しみしかないです。毎日新鮮で、刺激をくれる。それって最高のアシストでありがた過ぎます!」と書いてあり…。

「ショックでしたね。私って何だったんだろう?って腰が抜けてへたり込んでしまいました。ですがやっぱり認めたくなくてNに『インスタ見たんだけど、結婚したってどういう事?私と付き合っているのに』ってLINEしたんですよ」

 すると「え、俺的には別居した時点で別れたつもりだった。たまに食事しながら近況報告できる友達になれて良かったと思っていたのに」と返ってきたそう。

「私って馬鹿だなと思いました。今思えばNの心が完全に私から離れたからこそ、Nは私に謝ってくれたり、楽しく食事したりできたんですよね。それをまた復縁できたと勘違いしていたんです」

◆「人に夢を託してないで、やっぱり自分でつかまなきゃダメだ」

 それからしばらく食事も喉(のど)を通らず、仕事もしばらく休んで部屋でぼんやり過ごした小百合さん。

「とにかく何も考えたくなくて、テレビを見たりゲームをしたりと気をまぎらわしながら、ただただ時間が過ぎて心の傷が癒えるのを待ちました」

 それから2年経ち、だいぶ立ち直った小百合さん。

「人に夢を託してないで、やっぱり自分でつかまなきゃダメだと思い、また漫画を描きだしました。Nの事はきっぱり諦めましたが、ちょっと男性不信になってしまい新しい恋をするのが怖いんですよね」とため息をつく小百合さんなのでした。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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